Rock oN Company ショー・レポート!IBC 2012 / PLASA 2012

ALLEN & HEATH

オーディオラックによる自由度の高い拡張性を備え、スタンドアローンでも使える高機動型SRコンソールGLD80が初お目見え!さらにクラブシーンの最前線UKで輝くDJラインのXoneシリーズも展示中!


ライブ系、スタジオ系、果てはDJ機器までもラインナップを展開しているALLEN & HEATH。SSLやNEVEと並び、ここUKに本拠地を置くコンソールメーカーです。ブースも大きく、充実したラインナップ展開を見せつけています!

この度初お披露目となったGLD80の周りは黒山の人集り!それを見越して複数台展示されています。

GLD80は昨今のSR用デジタルコンソールのトレンドである「コンパクトサイズ」をしっかりと捉えたその上に、「プラグイン・プレイ」と「簡単セットアップ」というコンセプトを持ちます。

大型のタッチパネルはプロセッシングのグラフィカルな表示と共にコントローラーとしての機能も担いますが、エンジニアが手慣れたツマミによる操作も左にある8つのエンコーダーで行うことができます。

GLD80はスタンドアローンとして使う際には、8 in/10 outというミニマムな構成ですが、拡張用のオーディオラックを導入すれば最大48 in/38 outという充実した入出力を手に入れることができます。拡張に採用されているALLEN & HEATH独自の伝送方法「dSNAKE」は、CAT5ケーブル1本で最長120mまで延長可能です。

また別途オプションのDanteカードをリアスロットにインストールすることで、24bitの高解像度で、16IN/16OUT(48kHz動作時)、または8IN/8OUT(96kHz動作時)のライブレコーディングも可能にします。

用途に合わせて最適な構成をシステムアップすできる拡張性の高さとコンパクトさを活かした機動力、そして120mまでデジタル転送を可能にしたdSNAKE機能など、GLD80はライブコンソールは元よりブロードキャストの現場の最前線で活躍することは間違いないでしょう!

現在ALLEN & HEATHのSRラインのメインプロダクトiLiveシリーズ。スタンドアローンで使えるGLDとは違い、こちらはサーフェース(コントローラー部)とミックスラック(オーディオI/O)が完全に独立したデジタルコンソールシステムです。

専用AppによるiPadでのリモートコントロールも可能で、ミックスラックの追加による自由度の高い拡張性や、強力なDSPによるプロセッシング、そして明快な操作性はGLD80の開発/設計にも活かされました。

2010年からリリースされているGS R24は、24ch入力仕様、32ch入出力のFireWireオーディオ・インターフェース機能も備えたライブ用コンソール。固定設置型でこのクラスのSRコンソールはなかなか見なくなりましたね。貴重なモデルです。

続きまして。ALLEN & HEATHのDJラインXoneシリーズ。DJ機器といえば思い浮かぶP社やV社のような老舗感は無いものの、ライブコンソールの開発で培ったサウンドや耐久性、そしてプレイヤビリティへの信頼感は高く、最近ではPlus 8のRichie Hawtin(最近はNAMMのリポーターとしても活躍中)やAndy CなどのトップDJをエンドースユーザーに迎え入れることで、一気に知名度を上げてきています。

Macbook Proの中で動いていたのは、やはり最新のTraktor Pro 2.5。

XoneのハイエンドDJミキサーDB4。USB接続による24bit/96KHzオーディオI/O機能、ルーパーを始めとした数々のエフェクトを搭載した、クリエイティブなDJミキサーです。これら装備と4ch仕様、そしてこのツマミ配置とくれば、やはりハウス/テクノ系で活きる製品ということになりますね。地元UKではどのように活用されているのでしょうか。非常に気になります。

その両脇を固めている4本フェーダーのDJコントローラーK2はオーディオI/O機能まで搭載!

DJミキサーとしての機能を特化させるためにDB4の高度なエフェクト機能やオーディオI/Oを省略したDB2。下位モデルとは言っても使用されているアナログパーツや回路はDB4と同じALLEN & HEATHクオリティ。これだけで十分すぎる仕様と言ってもいいですね。同社ならではの妥協の無いクオリティの追求には頭が下がります。

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