Rock oN Company ショー・レポート!AES 2012

Moog Music

MoogからはVPR500準拠のアナログディレイが登場!デジタル制御のアナログ回路によるウォームなサウンドを持ちながら、専用プラグインによるエディットが可能!


Moog Musicは、NAMM2012で公開された500 Series Ladder Filterに続き、VPR500互換製品の第二弾、500 Series Analog Delayが登場!

ここAESで猛勢を見せているVPR500互換モジュールのムーブメントですが、主な製品はマイクプリ、EQ、コンプというところ。少しバリエーションを持たせてもサミングアンプやミキサーくらいですが、この度Moogが発表したモジュールはAnalog delay!500 Series Ladder Filterのできが非常に良く、瞬く間に人気となっただけに注目が集まります。

500 Series Analog DelayはAPI500互換モジュール初となるアナログディレイ。

内部はデジタルで制御され、ディレイタイムは最大800ms。肝心のサウンドの要となるディレイ周りは完全アナログ回路で構成され、DriveツマミではWet音に対するサチュレートも可能。非常に温かいアナログディレイサウンドを醸し出します。

その他、フロントパネルを見て分かるように、MIDIとCV(タップ)で6種類の波形を持ったLFOやテンポをコントロール。驚くことにVST/RTAS/AUでエディタープラグインもリリースされるとのことです。ディレイタイムを0.5倍にするスイッチはディレイタイムだけでなくサウンドまでをも変化。味わいのあるローファイサウンドを生み出します。

「シンセサイザーのMoog」からリリースされたiAppのAnimoog。MOOGがiPad用に開発したAnisotropic Synth Engine (ASE)音源を搭載したポリフォニックシンセで、画面を大きく占める美しいXYパッドを使って積極的なサウンドメイクができます。

それを画面下部の鍵盤で演奏できるのですが…この鍵盤がすごいんです!なんと鍵盤一つ一つに独立したモジュレーション用スライダーを搭載していて、タッチパッドならではの有機的な表現を可能にします。さらにこの鍵盤、スケールの設定が可能で(ドリアン、ペンタトニック…など)タッチパッド鍵盤によるミスタッチを防いだり、即興演奏の手助けとなったりと幅広く応用ができます。

カール・クレイグやホアン・アトキンスなどのデトロイトテクノ勢によるプリセット集も人気のようです。

 

 

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