AES2012開催直前に公開されたm905はスタジオ定番モニターコントローラーm904Bの後継モデル。
「s-Lock」搭載の超解像度DAコンバーターでウルトラロー ジッターな高音質を実現し、最大3系統までのモニタースピーカーが接続でき、コントロールルームへのCUE入出力、CR出力、外部機器への接続に最適な固定レベルのDAC出力、ワードクロック入出力、トークバックマイク入力etc…。m904の基本コンセプトはそのままに、この他多数の機能にブラッシュアップが施されています。
まずはGRACE Design PresidentのMichael Graceさんからその魅力を語ってもらいましょう!
何と言っても大きな変化はリモートコントロール部の視認性・操作性の向上でしょう。もともとプロシューマ向けのモニターシステムとして高い実績を誇る同社の製品ですから音質面での正確性は信頼感があります。
今回のm905でもソースそのものが鳴ってくれる印象で、モニターコントローラが介在していることを感じさせない出来映えでした。そこにLCDディスプレイを搭載、各インプットがアサインされたソフトキーを8ポイント用意し、それぞれの状況を情報量も増えた大画面で把握。そしてリモート部のコネクタ脇の端子はヘッドホンアウトと細やかな配慮も。なお、Michael Grace氏のムービーでも触れていましたがm905では同社のm903と同等クオリティのヘッドホンアンプを実現しているとのことです。
音質に加えて、操作性までも手に入れ、まさしくコントローラーとしての進化を遂げたm905。m904の後継として今後も実績を積み重ねていきそうです!
それにしてもMichael Grace氏は背が高い!カメラワークも大変でした!
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