衝撃の発表からRock oNでも問合せの絶えないPrism Sound「Lyra」。圧倒的な高音質で、憧れのオーディオI/FとなっているOrpheusのUSB版ということで否が応にも期待が高まります。Lyraは2機種のラインナップ。それぞれ2chのAD/DAを備え1ch Mic Preの「Lyra 1」と、2ch Mic Preの「Lyra 2」になります。Lyra 2には将来のEthernet Audioへの対応を見越してRJ45のポートも用意されています。
一切の妥協を排除し、Prism Soundのクオリティ−をキープした、と誇らしげに話しているのはPrism SoundのCommercial Director、Graham Boswellさん。コンパクトなOrpheusとして登場したLyraの紹介をご覧ください!
更Lyraの下には見たことのない黒いOrpheusが!これはPrism Soundの25周年を祝った世界限定25台のLimited Editionで、コレクターズアイテムとなること間違いなしの特別な一台。フロントパネルには、サインと限定数を示すシリアルも入ります。機能的にはOrpheusを踏襲しているとのことですが、仕上げのカラーもこだわったとのことでラメの入った非常に高級感のあるもの。
Prism SoundのDAW、マスタリングで使用実績の高いSADiE 6に更にライトなバージョンが追加され、SADiE 6 LiteとSADiE 6 Professionalの2モデルがラインナップとなりました。国内では大きな動きのないSADiE Nativeのラインナップ。手頃な価格での登場が近い将来あるのではないでしょうか?
Prism SoundのアナログアウトボードのブランドMASELECのマスタリングコンソールも。AES 2012 Rock oNショーレポート Arrival で訪問した、Michael Romanowski Masteringでも使用されていた、MASELECの最新作MTC-1 Stereo Mastering Transfer Consoleです。
完全にマスタリングでの使用を想定して、磨き上げられた数々の機能を搭載しています。アウトボードのInsert SectionにはM-S機能を装備。他にもインサートリターンとDRYのバランスを調整できるMIXパラメータ、Strero Widthといった機能を備えます。Mastering Consoleとなっていますが、現在の制作環境でマスターにアウトボードエフェクトを使用している方などは、これがあると便利なのではないでしょうか?柔軟な発想でシステムに組み込むことで、アウトボードグルメの皆さんの制作環境が更に便利になることと思います。
そして、最後は、おなじみのPrism Sound / Maselecのアウトボードがズラリ。筆者も個人的に欲しい!!と思わせる機材群。オススメはなんといっても最上段にラックマウントされたMic Pre MMA-4XR。他にもDynamics MLA-2(上から3台目)もオススメです。33609とは一味違った、効き具合のPeak Limitが可能です。
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