フランスに拠点を置き、ハイエンドでクリエイティブな製品を開発している、Flux::。プラグイン・メーカーとしては日が浅いですが、近年では”美しすぎるアナライザー”として、Pure Analyzer Systemを発売したことは記憶にも新しいですね。
今回のブースでは、Apple iMac 27インチいっぱいにPure Analyzer Systemが展示されていました。実際に動作しているのを目の当たりにすると一目瞭然ですが、”滑らか”です。
リアルタイム・アナライザーとしての機能はもちろん、見た目でも満足させてくれます。こんなに計測していて楽しいアナライザーはありません。
(動作には個別のグラフィックカードが入っているマシンでないと十分な描画スピードが出ないようです。)
信号のやりとりはネットワークを介しますので、他のコンピューターからの信号を受信できますし、3つのモジュールを任意に追加することで、特定のフィールドで必要な機能を拡張し、様々な用途のオーディオ分析/計測に使用できます。 ちなみに、ネットワーク設定は完全に自動化されており、ユーザーがネットワークの複雑な設定をする必要はまったくありません。
実際のプラグインを使用するには、Sample GrabberというプラグインをDAWのトラックにインサートする必要があります。DAWプロジェクト内の任意のオーディオ信号を、解析するソースとしてPure Analyzer Systemに送ることができます。この他にもASIOとCore Audioにも対応しているので、オーディオ・インターフェースを経由した外部からの信号を解析することも、もちろん可能です。
セットアップのやり方は柔軟に富み、一つのDAW上でも、別々のコンピューターで動作している複数のDAW上でも、必要な数だけインサートすることができます。サラウンドにも、もちろん対応、ネットワーク間のオーディオ伝送には、サンプルレートが44.1kHzの場合、チャンネル毎におよそ1.4Mbpsの回線スピードが必要です。
適切に設定された標準的な100MbpsのEthernetネットであれば、まず十分な本数の信号を扱うことができるでしょう。
新製品やメジャーアップデートの情報はありませんでしたが、Pure Analyzer Systemをより深くプレゼンしていたFlux::スタッフの意気込みは、この製品を世に送る自信の表れなのでしょう。
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Sample Grabberがどうしても取れないです!
そうすればいいのですか?