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APOGEEのハイクオリティーなI/Oを受け継ぎ、コンパクトさを実現したインターフェース「Duet」、そしてアウトプットの切り替えにより、モニタースピーカーによるリファレンス環境を実現した「Quartet」を駆使して、PD安田が皆様に使用テクニックを伝授!検討されている方、また現在使用中の方は是非ご参考下さい!
今日、多くのメーカーからコンパクトで持ち運びし易いインターフェースが展開されていますが、ApogeeのDuet、Quartetは他の機種と違い、とにかくシンプルなデザインが特徴的!そしてコンパクトながらも、音質はApogeeらしい元気のあるサウンドを再生し、しかも高解像の音像を実現しています。
私PD安田は普段、Apogee「Symphony I/O」をメインでシステムを組んでいますが、外のスタジオで歌やアコギ、ギターのアンプレコーディングをする際は「Duet」を使用しています。Duetで録ったサウンドは決してハイエンドインターフェースのサウンドに劣らず、クリアなサウンドで録音が出来るので、私も外への持ち出し用として重宝しています。
またApogeeは「Maestro」と言ったアプリケーションを使用して内部のルーティング設定、モニタリングの切り替えが可能で、しかもシンプル操作で簡単にシステムを構築することが可能です
それでは早速PD安田による、Apogee Duet & Quartetを駆使した活用法をレビューしていきましょう!
Duet、QuartetをMacBook 15″に接続!
説明不要な項目ではありますが、まず当店でも展示しているMac Book ProとUSBで接続し設置します。
見ていただくとわかる通り、メインボリュームのつまみが大きく、さらに本体の高さもちょうどいいので、隣に設置することにより、Mac本体のマスターボリュームのアクセスが容易で、まるでモニターコントロールの様な環境を整えることができます。
このつまみは、インプット1ch、2chのレベル、ヘッドフォン、メインボリュームのレベルを調整することができ、マイクと接続して、瞬時にレベルを取りたい場合は、このつまみを押すことで簡単に切り替え調整が可能です。
この仕様がノートPCでの作業には嬉しく、何よりも省スペースで設置が出来るので、セッティングに労力をかけずに作業に取り組むことができます。
ケーブルはブレイクアウトケーブルが付属しているので、写真の様に後ろから接続する形となります。このような設計になっていることにより、手元のスペースがスッキリし、作業を邪魔するケーブルが絡まることはありません。
それでは続いて4chのインプットが搭載しているQuartetの接続を見てみましょう!
QuartetもDuetと同様に、省スペースでMacBookと並べてシンプルな設置が可能になります。
Quartetではこのボリュームつまみのアクセスをより良くする為、本体全体に角度がついています。そうすると座ってMacBookでの作業をする際に、ちょうど手が出しやすい位置にあり、インプット、アウトプットのレベル調整が容易になります。さらに「A、B、C」の切り替えもタッチパネル式で、無駄のないデザインと使いやすさが可能です。
そしてQuartetもDuetと同じように背面にインプット、アウトプット端子が搭載されています。これもDuetと同じように、手元側のスペースを極力確保し、邪魔なケーブルを後ろに流すことで、部屋全体のシステム構築でもシンプルにセッティングすることが可能です。
写真では Pro Tools Quartetで紹介をしていますが、Apogee Quartetと仕様は同じとなっているので、まずはこのシンプルなセッティングを確認していただければと思います。
Maestroの仕組みを知る!
Duet、Quartetの接続が完了となったら、次にMaestroの操作を紹介していきます!
最近発表されているオーディオI/Oにはほとんど、内部ミキサーをコントロールできるアプリが付いています。Apogeeも内部のコントロールをするためのソフトウェア「Maestro」を搭載しています。
このMaestroはとてもシンプルなインターフェースとなっており「Input」「Output」「Mixer」そして「System SetUp」「Device Setting」の5つのみの構成となっています。
Duet、Quartetそれぞれの接続毎に、インターフェースも変わっており、Quartetは出力が多い分Outputルーティング機能も設定することが可能となっています。
「Apogee Quartet for iPad & Mac」
Apogee Quarteの方が設定できる内部のルーティングが多くなっており、またMixer 1、Mixer 2とアウトプットしたい内容も別々に設定することが可能です。
Duetでもルーティングすることは可能ですが、Quartetの方がインプットが多い分、できる幅としては軍配があがります。しかし、複雑なシステムを組まずにということであれば、Duetの方が非常にシンプルなセッティングが可能となっているので、ここは是非用途に合わせてインターフェースを選択したいところです。
そしてこの「Maestro」ですが、2つの画像ともに「Mixer」の画面が立ち上がっております。この場所ではインプットに対してヘッドフォンアウトにどれぐらいのレベルを送り、またはSoftwareのプレイバックをどれぐらいのレベルで出力するか、設定ができます。
ギターや、ボーカルでDAWからリターンした音を確認しながらレコーディングを行ってしまうと、どうしてもレイテンシーが気になってしまいますが、このMaestroを使用することで、ダイレクトのルーティングでモニタリングも簡単に行えることができます。
さらにQuarteでは前述の通り、Mixer 1、Mixer 2と2つの設定を作ることができるので、ヘッドフォンにはダイレクトとSoftwareのリターンを返し、メインアウトにはSoftwareのみを返すといった複雑なシステムを構築することができます!
画像のように「Output Routing」内のMixer 1とMixer2「Line1、2」「Phone」にすることで、これらの設定が行える形となっていますので、是非有効活用して自身のオリジナルのシステムを組んでいただければと思います。
さて、いかがだったでしょうか!?コンパクトで気軽に使用できるオーディオI/Oとして、気になっている方も多いかと思いますが、シンプルでシステムの構築ができるMaestro、そしてなによりも音質の良さは、他のインターフェースでは成せない究極のオーディオインターフェースとなっております。
是非この機会に、Apogeeのサウンドで制作に打ち込んでみてください!
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