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2011年7月1日 特集, ,

Non Stop Your Creation ROCK編


昨年四月にRockonに入社。Rockon以外でもレコーディング・エンジニア業務から楽曲制作を行っています。ロックからポップスまで割とノージャンルで様々なレコーディングを経験してきましたが得意なジャンルはやはりバンドミックス!英国でのスタジオ業務で得た経験を活かした日本のミックスとはひと味違ったサウンドが持ち味です。今回、数あるチョイスの中から私が選んだテーマは「バンドのデモ音源制作」。自身も音楽活動のスタートはバンドだったこともあり、バンドで音楽活動をしている皆様に少しでもクオリティの高い音源を制作出来るよう手助けになればということで。今回のセレクション・モットーは「妥協を感じさせない一発解決!」皆様が暗礁に乗り上げるドラムレコーディング、デモ制作から本チャンミックス、マスタリングまでフルカバーできる構成となっております!システム導入の際は是非僕に一声下さい!!

セレクトアイテム!

  • ・Roland / octacapture
  • ・YellowMatterEntertainment /  Steven Slate Drums
  • ・Overloud / TH2
  • ・brainwork /  bx_digital v2
  • ・Waves / SSL4000 Collection
  • ・Slate Digital / FG-X

Roland / OCTA-CAPTURE

やはりバンドデモだと、基礎となるドラムレコーディングは一番悩むポイントですよね。そんな皆様への救世主として、僕はOCTA-CAPTUREを今回チョイスしました!8基マイクプリが付いてくるオーディオインターフェースは他にもありますが、レコーディングレベルの調整を自動でやってくれるAuto Sense機能があるのはこのOCTA-CAPTUREだけ。特にデモ制作でのドラムRecだと、リハスタや部屋の中等、コントロールルームの無い環境で録ることが多いと思います。そこで適正なレベルでセットアップするのはなかなか難しい・・・しかも相手はアタックやピークにすぐ到達するラウドなドラムキット(加えてサウンドチェック中でドンタンうるさいなど問題山積み・・)。限られた環境、スペースにて適正な録音レベルでストレスフリーに素早くレコーディングを進行出来るのは、このOCTA-CAPTUREだけではないのでしょうか!

YellowMatterEntertainment /  Steven Slate Drums

ドラム録りが出来ない場合も優秀な音源があります! 最近は様々なドラム音源がありますが、ロックバンドとなれば Steven Slate Drumsで決まり!!  パンチの聞いたサウンドキャラクターですが、ロックからジャズ、ヒップホップ迄オールジャンルで対応する幅広さと、Led Zeppelin, Motley Crue, Metallica, Greenday, Deftones, AC/DC, Foo Fighters, Pantera, Red Hot Chili Peppers, Dream Theaterのドラムサウンンドを再現する「アーティスト・モデリング・サウンド」を13キット含んだ、合計40以上のドラムキットが同梱!サンプル音源自体も、アナログ機材を通し、素材を2インチテープに最終的に落とし込むという同社ならではの徹底ぶり。音質、音色共に抜かりはありません。更にRoland V-Drum専用MIDIマッピング搭載(ムービーはコチラ!)。これさえ1本持っておけばデモからレコーディングまで、世界標準の直系ドラムサウンドが再現可能です!!

Overloud / TH2

お次はギター! 数あるアンプシミュレーターの中で、現在最高峰とも言えるOverloud / TH2を猛烈プッシュ!! クリーンサウンド以上に素晴らしいのはハイゲイン・アンプ・モデリングのリアルな質感。本物のアンプをマイク録りしたかのような、低域が暴れるあの質感(特にマイクをコンデンサータイプに変更すると納得)をリアルにキャプチャーすることが可能です。シグナルのルーティングも秀逸で、単に回線をパラることは勿論、例えば「中域より上はマーシャルサウンド、下は低域はメサブギーの唸る重低音!」といったように、周波数帯で分離して出力することも可能なんです!自由度の高いサウンドデザインと、リアルなアンプ・サウンドが、この猛烈プッシュたる所以!!

brainwork /  bx_digital v2

お次はマスタリングからミックスまでステレオソースの広がり、質感を自由自在にコントロール出来るbrainworx。

特に生楽器録りが多いロックのミキシングではステレオイメージ、定位感が非常に重要な要素を占めていますよ。brainwork /  bx_digital v2はbrainworxお家芸のMSテクノロジーをMSテクノロジー(ステレオ音源をモノラル成分とステレオ成分に分離する技術)にとことんこだわっており、MidとSideに個別にEQとディエッサー(周波数ピーク成分を取るのに非常に有効です!)そして最終段でステレオの広がりをコントロールする3セクションに分かれています。プラスオンで付属する特定の周波数以下の帯域をモノラルにするMono-makerが恐ろしいほどに秀逸。中でも僕のおすすめはドラムの2mixにかけることです! 低域がよりフォーカスされ、ほかの楽器と混ぜた時のクリア感が段違いですよ!

Waves / SSL4000 Collection

これを選ぶ理由はただ一つ。「SSLサウンドで仕事が出来る。」ただそれだけで十分でしょう。特にお気に入りはクリアでパンチ感あるE-seriesのチャンネルストリップ!ほぼ全チャンネルと言ってよいほど挿しています(笑)。全ての音源ソースに対して的確なトリートメントが出来るEQセクションとパンチあるコンプレッサーのコンビネーション。実機さながらの「プロの音」が挿すだけで得られることが、DAWミックスのクオリティを二段、三段と押し上げます。トータルコンプにSSL Compをアタック1~3ms、リリース最速orAuto(アタック重視は最速、まとまり重視はAutoで)、レシオ4:1、GR -3db近辺で驚くほどのパンチ力とまとまりが出てきますよ。iLokがあればデモ使用で来ますから是非お試しあれ!!

Slate Digital FG-X

やはりデモとして人に聞かせる時には最終的な音圧ってかなり重要ですよね。他のバンドよりインパクト出したいですもんね。FG-Xは僕のマスタリング時一番のお気に入りです。ミックスバランスがほとんど崩れることなく音圧が増すその特性とクリーンなコンプレッサー段が、シンプル、かつ効果的に「製品」として効率的、そして効果的にパッケージング出来るトータルリミッターです。僕はWaves SSLbus Compressorbx_digital v2FG-X(コンプレッサー段はオフ)が基本セットアップです。※注意点が一つ!CPUを結構消費するので、CPUパワーが不安な方はいったん2トラックに書き出してからのマスタリングをおすすめします。

NEXTSTEP

Grace / m103

やはり1回線でも良いので、高品質のハードウェアを持っておくことは非常に重要です。マイクプリ、コンプ、EQと内蔵したチャンネルストリップなら、一つ持っておくことでボーカル、ライン等、全てのサウンドの彩り、抜けが変わりますからね。数あるハードウェアの中からGrace / m103をチョイスした理由。それは、「色づけの無いピュアなサウンド」=「全ての楽器、ジャンルに対応可能な幅広さ」。Graceらしい澄み渡るクリーンな特性がミックスで色づけをするというモダン・プロダクションでも活きてくるのではないのでしょうか?更にEQ&コンプも内蔵なので、ボーカルレコーディングの時も歌いやすくなり、パフォーマンス、音作りの両面において更なるクオリティの向上が実現できるでしょう!!

  • ・Roland / octacapture ¥59,800
  • ・YellowMatterEntertainment /  Steven Slate Drums ¥24,990
  • ・Overloud / TH2 ¥26,250
  • ・brainwork /  bx_digital v2 ¥31,500
  • ・Waves / SSL4000 Collection ¥59,800
  • ・Slate Digital / FG-X ¥23,800

  • 合計¥226,140
  • 18回まで分割金利0%クレジットを利用すると、、、月々¥12,500(初回のみ¥13.640)

2013年12月31日以前の記事は消費税5%の表記価格となっている場合がございます。ご了承ください。
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