どこの展示会に行っても大きなブースが目を引きます!YAMAHAブースは新製品のL2スイッチ* SWP1-16MMF を新製品として出展しています!
(*データリンク層であるレイヤー2を使ったLANスイッチ。レイヤー2はフレーム単位での転送となり宛先アドレス情報を含む通信となります。スイッチャーに複数の機器を繋いでいたとしても宛先アドレス先との1対1で通信を行うことができ他の機器に影響を与えないことがメリットです)
SWP1-16MMF はYAMAHAが推奨しているAoIPのDanteに対応する16入力のLANスイッチです。これまでDanteのスイッチ機能の全てを最適化にはネットワークに対するノウハウが必要でしたが、PAやスタジオの音響エンジニアは誰しもがネットワークの知識に長けているわけではありません。そこで SWP1-16-MMFはそれをフロントパネルに付いたDIPスイッチ一つで解消する機能を設けました。
こちらの『CONFIG』をDANTE へスイッチオンするだけで最適化される仕組みです。簡単!
このDIPスイッチはVLANというもう一つの機能も備えます。例えば、リダクタント一つのスイッチで複数の異なるネットワークを使いたい場合(リダンダントや他用途のネットワークと共有したい場合など)、それぞれのポートをグループ分けし、グループ毎に異なるネットワークアドレスを付加することで、それぞれのグループをアイソレーションすることができます。これもCONFIGと同じく、音響エンジニアが楽にDanteシステムを使うために用意された機能ですね。
もちろん光ケーブルにも対応。入力17 がマルチモード光ファイバー対応の入力端子。18はブランクですが、オプションとして販売される光拡張キットを挿すことができます。光ファイバによるリダンダントも確保できるということですね。
Danteシステムをシンプルに組み上げ、手早く運用すできるスイッチャー。SWP1-16MMF の登場はDanteの勢いにさらに拍車をかけそうです。
ではYAMAHA PA営業部の石橋 氏によるPR動画をどうぞ!
傍らに新発売されたプロ用ヘッドホン HPH-MT7 (黒)とHPH-MT7W (白) を発見!
HPH-MT7は、HPH-MT220と同じCCAWボイスコイル(*)と強磁力ネオジムマグネットを採用したカスタムドライバーを採用。(*ボイスコイルのCCAWは伝導性に優れる銅をアルミニウム線にコーティングした軽量なボイスコイル設計の技術) 再生周波数帯域15Hz~25kHzまでをフラットにワイドレンジに鳴らすとのこと。
HPH-MT7は11月下旬に発売で価格はオープンプライス。上位機種となるHPH-MT220で定評のあったフラットで高解像度のサウンドを手軽に入手できるのは嬉しいですね。
YAMAHA渾身のフラッグシップ。RIVAGE PM10が鎮座!
昨年のInterBEE2014で発表された本機は、無色透明なアナログ回路とVirtual Circuitry Modeling(VCM)による色づけをおこなうハイブリッドマイクプリを搭載するなど、YAMAHAデジタルコンソールの新たな提案と技術が満載されています。
AES2015でソフトウェアがVer.3.1が発表となり、PANの詳細設定、やカスケードの設定変更、シーンメモリの機能向上などの強化がされました。いわずもがなDante対応のフラッグシップコンソールということで、SWP1-16MMF と共に今後のDanteの運用に大きく関わるプロダクトだと思います。