世界のモニタースピーカー業界の最前線をひた走るGenelec。オタリテックブースにて、1234Aがブースの顔として展示されていました。GENELECが16年ぶりに放つラージモニター、しかもSAMシステムを採用した期待の新製品です!
日本では大型スタジオの減少やスタジオの小型化、マイホーム化が進んでいますが、そこにラージモニターを投入してきたGENELEC。大型商用スタジオの建築ラッシュの中国に支社をおいた戦略製品という見方もできますが、ぜひ日本でも最新鋭のラージモニタースピーカー1234Aを轟かせる大型スタジオが現れて欲しいものです。
1234Aに搭載されているSAM(スマート・アクティブ・モニタリング)システムは、専用のインターフェイスを通してスピーカー自体をネットワーク接続し、専用ソフトウェアGLMでスピーカーをコントロールするシステム。GLMと測定用マイク(A8200)でルームアコースティックを検知し、スピーカーをその部屋に最適なサウンドで鳴らし、モニタリング環境を最適化してしまうという優れものです!
上の画像に写っている8320A(8020Aサイズのニアフィールドモニタースピーカー)もSAMシステムに対応した機種。ホームスタジオや中継車の中でも最適なリファレンス環境を身近に手に入れることが可能です。
一つ目のルックスながら実はコアキシャル3Wayの8351Aの発売など独自の路線を強調し始めたGENELEC。今後の展開が楽しみです!