Rock oN Show Report : IBC 2013
おなじみの白と緑の配色がまぶしいGenelecのブースでは昨年のIBC 2012でも登場したSAM”Smart Active Monitor”をコンセプトとした展示を展開!
ブースの中央に位置するのはミッドサイズのブロードキャストやレコーディングスタジオ向けに開発された3wayのSAMモニター 1237Aと1238A!
今回のモデルは部屋鳴りにあわせて周波数特性を調整し、リスニングポジションにあわせたボリュームレベルのアライメント等を可能にしたモデル。どちらもスタンドもしくは埋め込みでの設置ができるとのこと。
今回の目玉は、新しいRAM-L(Remote Amplifier Module) Amplifier。通常エンクロージャーの背面に配置される事が多いアンプ部分を、3Uのラックマウントできるユニットに分離することで埋め込み設置を可能にしています。
GENELECのマーケティングPRディレクターであるLars Olof Jonflad 氏いわく「昨年のIBCでの発表から1237Aと1238Aをラージモニターのレンジに加える為に努力をしてきた結果が今回のモデルにつながり、放送局やプリプロダクションのワークスペースにより自然なモニター環境を出来るようになった」「SAMは再生環境に合わせることができるので、自宅スペースでの作業でも、1237Aと1238Aを用いる事で、パーフェクトなモニター環境を提供する事ができるでしょう」とのことでした。
埋め込み式のモニターのメリットなどについては、モニター導入の基本を特集解説したコチラの記事ぜひご覧ください!
http://pro.miroc.co.jp/2013/05/31/mainspeaker2013/
さらにGENELECは今年発売開始したばかりの8000シリーズのリファインモデルを展示しています。
8000シリーズはニアフィールドモニターの代表格として国内でも人気を誇る定番のモニタースピーカーで、35年間もラウドスピーカーを設計開発してきたGENELECの経験を凝縮して作られた傑作でもあります。
アルミ素材を採用したMDE(Minimum Diffraction Enclosure)は、GENELECならではの音響指向特性を向上させるDCW(Directivity Control Waveguide)プレートの採用により、異なる音場空間での再生でも、優れた音響特性を持っています。
SAMをはじめDSPによる音場補正をスピーカーに搭載する等、常にモニタースピーカーの分野で新しい指針を打ち出すGENELEC。一貫して共通しているキーワード、”設置場所を選ばず音質変化の無いモニタースピーカー”が今後どのように発展していくのかとても興味深いですね。
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