Isochloneシリーズでマスタークロックの定番ブランドとなっている、Antelope AudioがUSB I/F機能を備えたAD/DA「Orion32」を発表していました!
Orion32は、1Uの筐体ながらもその名の通り32in/32outの豊富な入出力を装備。背面に用意された計8系統のD-sub端子がアナログの入出力を担いますが、驚くべきはその他にもオプティカルMADI I/Oが装備されており、なんとMADIコンバータとしても機能するということ!
更にはさすがAntelopeとも言うべきか、Wordsync出力×4、入力×1のほかにも、Atomic inputが用意され、同社ルビジウムクロックからの正確無比なクロックを受け取ることも可能となっています。もちろんOrion32自体も64bit Acoustically Focused Clockingテクノロジーを搭載しているので、マスタークロックとしての役割を十二分に果たします。
残念ながら今回は展示の都合上でその背面を覗くことはできませんでしたが、近々にAntelope Audioホームページにその資料は展開されるとのこと。
1台でUSBインターフェイス、MADIコンバータ、マスタークロックとマルチタスクなプロダクトということで、期待が高まりますね。
なお、お話を伺ったProject Manager Veselin Lazarov氏は、このプロダクトについて「ぜひ日本でも紹介をしたい」と意気込んでいました。
発売は2012年12月〜2013年1月を予定していて、気になる価格はUSで$3000前後。これだけの機能と能力であれば相当リーズナブル感がありますね!
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昨年のAES NewYorkで発表されていたマスタリング向け、384kHz対応のAD/DA「ECRIPSE 384」も併せて展開されていました。Orion32が広く多くのユーザーに使用されるプロダクト、こちらはマスタリングに特化したツールと明確に棲み分けしたマーケティングになっているとのこと
さぁ、Orion32の登場でコンシューマにとってもAntelopeの存在感が際立ってきました、もともと技術評価の高いメーカーだけに今後の動向に注目です!
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