Rock oN Company ショー・レポート!AES 2012

Miktek

注目のNashvilleのマイクブランドMiktek、ラインナップの拡大が光ります!


テネシー州ナッシュビルで生まれた新しいマイクブランドMiktek。誕生当時の様子は、過去のレポートに譲るとして、耳寄りな情報が!遂に国内代理店が決まり近日、日本上陸を果たすとのこと!!!これは、再度チェックをしなければということでブースへ。

綺麗に展示されたマイクたち、中心はデビューからフラッグシップとして高い評価を集めるCV4、C5、C7。TUBEのCV4、ラージダイヤフラムのC7、スモールダイヤフラムのC5は、創業時からフロントエンドで評価を集める注目の機種です。ここで、それぞれおさらいを。

CV4 Large Diaphragm Multi-Pattern Tube Condenser

MK9とメーカの呼ぶDual-1inchの5ミクロンのマイラーカプセルを使用し、サウンドの肝となるトランスにはAMI BT4 Transformer、そして真空管にNOS Telefunken EF800 Tubeを採用し、こだわりのパーツとハンドセレクトされた精度の高い組立て。

9パターンの指向性切替で使用場所を選ばない使い勝手と、サウンドを提供します。そのサウンドは「倍以上の価格のマイクにも匹敵する」とメーカーの方が胸をはるように、繊細なニュアンスを余すことなく捉える現代のビンテージサウンドとも呼べる物。ヴォーカルへの使用はもちろん、全てのソースに対して、非常高いレベルで応えてくれることでしょう。

C7 Large Diaphragm Multi-Pattern FET Condenser

こちらもDual – 1inchのダイヤフラムを使用しているのですが、MK7と呼ばれる物で、CV4のものとは別のパーツ。AMI T7 transformerを採用し、ウォームなボトムとシルキーなハイエンドを獲得。面白い機能が、マイクカプセルに掛ける電圧を+48 ~ 60Vへ変化させられるということ。ソース、ニュアンスに合わせ、幅広いセッティングが可能となっています。

 


上記以外にもハンドマイクのPM5 / PM9、ドラム用のセットPMD4といった機種の展示もあり幅広くラインナップを展開していることを伺わせます。

 

 

 

 更には、近々登場するリボンマイクの情報も!R99と呼ばれるこのモデル、Dual-Modeとメーカの呼ぶ技術を搭載し、なんとActiveでもPassiveでも動作するとのこと。

+48を加えると自己破損してしまうパッシブ・リボンマイクですが、このR99はなんとマイク自体が+48Vを受けると自動でアクティブ・リボンマイクに、電源供給が無いときにはパッシブ・リボンとして動作するとのこと。こちらも登場が非常に楽しみですね!

見た目からは、CV4は U47、C7はU87といった印象を受けるのですが、どのようなサウンドに仕上がっているのか、非常に楽しみです。ハンドセレクトされた高品質なパーツと、こだわりのトランス、ナッシュビルというブルースの聖地とも呼べる街に誕生したマイクメーカー。期待しても良いのではないでしょうか。

それぞれ、本国での価格はCV4 $2,165 / C7 $1,499とのこと、国内でのデビューが楽しみなマイクです。

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