錆びたトタン屋根風(目立ってました!)の構えのNAMM 2014 Presonusブース。
強力なライブ向け製品に評価が高いPresonusなだけあって、ブースの中にはこうやってライブスペースが設置されています。ここでNAMM2014の開催期間中、Presonus製品を使った20本以上のライブパフォーマンスが行われていました。
RC500
新製品のRC500はビンテージスタイルの1chチャンネルストリップ。
クラスAディスクリート回路とオペアンプとのハイブリッド仕様のマイクプリ、FETコンプ、そして4バンドセミパラメトリックEQ(ローとハイがピークorシェルビングで切り替え可能)を搭載。
RC500は、Studio Liveシリーズなどに搭載されているXMAXプリアンプや、同社フラッグシップ真空管チャンネルストリップADL 700を設計した Robert Creel(ロバート・クリール)氏の手による製品です。氏のイニシャルの”RC”を冠する製品でもあり、その自信のほどがうかがえます。
Studio Liveシリーズ
こちらのStudio liveの展示はスタジレコーディングとしての実力をアピールするもの。同社ニアフィールドモニターとのセット展示です。
XMAXクラスAプリアンプや高品位DSPエフェクト、コンピューターからStudio LiveミキサーコントロールするVirtual StudioLiveソフトウェア。その他多数の機能を搭載しながらもこのコンパクトサイズを実現。いまや世界中のPA/スタジオレコーディング現場で活躍中です。
ホーン型コンプレッションドライバーを搭載した2Way同軸スピーカーSceptreに向いてセッティングされているマイクは、StudioLiveシリーズ用リファレンスマイクロホンのPRM1。Studio Liveシリーズに搭載されたsmaartシステムの音響解析をこのマイクで行うことのアピールですね。
Eris E4.5
新製品のEris E4.5。同シリーズの最小モデルとしてデビュー。ケブラー製 4.5インチウーファーとシルクドーム1インチツイーターで163 x 241 x 180mmのコンパクトボディ。メーカー公称では「ミッドレンジ、HF、ハイパス、Acoustic Spaceなどの音響コントロールがフル装備されており圧倒的なバリューを誇ります。」とのこと。
フロントバッフルにAUDIO INとHEADPHONE OU端子があるのがユニーク。ホームスタジオでの使用はもちろん、できるだけ少ない機材で業務を行えるような、モバイル用途での使用が強く考えられている結果のようです。
AudioBox Music Creation SUITE
続いてこちら。見た事のないパッケージ。PresonusがMIDIキーボード?
実はこれ、US限定の学生用パッケージなんだとか。Audioboxを中心に、ヘッドホン、MIDIキーボード、コンデンサマイク、そしてソフトウェアはStudio Oneにnotion。本当にこれだけ揃っていればすぐに楽曲制作ができます。
ちなみにnotionは2013年にPresonusが買収に成功したnotion社のノーテーションソフトウェア。日本では見られない製品に出会えるのもNAMM 2014の楽しみの一つですね。