Rock oN Company 2012 NAMM ショー・レポート!

YAMAHA

展示規模ナンバー1のYAMAHAは調音パネルTCHがアップデート!さらに使いやすく!


YAMAHAのブースは毎年会場の隣にあるホテルの大ホールを貸し切って行われます。日本、いや世界を代表する楽器メーカーだけあってその規模たるやナンバー1と言えましょう。今回は大きな話題性のある新製品はあまりないようですが、それにも関わらず朝から大勢の人でごった返していました。来場者も老若男女、幅広い層が集まっていてさすがYAMAHAと思わせる人気です。

Rock oNでも高い人気を誇る調音パネル、TCH。アメリカではやはりその名称だとちょっとヤバい成分と間違えられそうなせいか、「Acoustic Conditioning Panels」という製品名になっていました。デモンストレーション・ルームが設置されており、早速試してみることに。半畳くらいの小さな部屋を二つ用意し、その中で同じスピーカーで同じ音楽を流します。一つはTCHを導入していない普通の部屋、もう一つはTCHで四方と天井を囲っています。普通の部屋で音楽を鳴らすと音がわんわんと鳴り響いてやはり聞き苦しいのですが、TCH入りの部屋に移ると明確に音の分離が良く、程よい響き具合に!これは調音パネルがバランスよく吸音と拡散をしてくれている効果が明らかに出ているからでしょう。

製品自体にもいくつかアップデートが図られており、まずは縦長に変更されていました。これなら壁に貼るのにも高さが足りない、ということにはならず安心ですね。そして今までは制御周波数が125Hzからだったのですがより低い80Hzまでカバーしているそうです。色もアメリカでは白(というか薄いベージュ)のみですが、日本ではもう少し暗い色と2色展開を予定しているそう。そしてもっともありがたい点は自立式のスタンドが付属する点です!賃貸に住んでいて壁に穴を開けられない方も安心ですね。
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手軽に使える低価格帯のミキシング・コンソール、MGシリーズからひと味違った上位機種、MGPシリーズが登場。

USB端子がフロントパネル上部に付いており、iPod/iPadからの出力をダイレクトに受けれるようになっています。さらにフリーダウンロードのMGP Editorを使えば本体のREV-X及びSPXエフェクト、DUCKERをコントロールできるそうです。またそのDUCKERですが、これが今回の目玉の一つ。Hybrid Channelというチャンネル2つあり、これはどうやらデジタルミキサーとなっている模様。しかも面白い機能が詰まっており、DUCKERは「SOURCE」と書いてあるチャンネルに音声入力があると、DUCKERボタンを押されたトラックは自動的にレベルが下がるのです。そしてSOURCEからの音が途切れるとDUCKERチャンネルの音が戻ってくるのです。これは音楽をプレイしている最中にナレーションを入れるような場合には非常に便利ですね。その他「LEVELER」では自動的にコンプレッサーが働きレベルを調整。「Stereo Image」はLRが完全に分離した音源を2時と10時に自動t系に設定することで片方のチャンネルから聴こえない音がある、というトラブルを防ぐことができます。ありそうでない便利な機能を備えたMGPシリーズ。価格は$549~$999で1月末から2月の発売予定とのことです。
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