Rock oN Company 2012 NAMM ショー・レポート!

Line 6

グラフィックイメージだけでMixを完全コントロールするMD20d新登場!! ミュージシャンにとってLIVEミックスを大きく変える期待の新製品です!!


会場2階奥に位置するLine6ブース。その最奥、定番のPODシリーズ以上に圧倒的な注目度で人だかりを作っていたのがLine6期待の大型新製品「MD20d」。 必要とされる機能の全てがグラフィックイメージでコントロール可能な意欲作です!!

●イメージを選ぶだけでLiveミックスを完全掌握するグラフィックインターフェース

まずMD20dを起動します。画面上には何も機材が配置されていないスタジオのグラフィックが表示されます。
ここで本体のXLR入力端子にケーブルを1本インプットしてみましょう。すると、なんと何もなかったスタジオにマイクのグラフィックが突如登場するではありませんか!
さらにこのマイクにタッチしてみると、マイクがどんなモデルなのか、Vocalは男性か女性かなどグラフィックの一覧が画面に表示。1タッチでソースを選ぶことができます。これは実際に何をしているかというと、入力された信号に対してEQやエフェクトなどがあらかじめ設定されたプリセットを選ぶ事で、専門的な知識や設定方法を知らずとも容易に最適なセッティングを行う事が可能となっているのです。
少しキャラクターが違うな、と思ったらソースをタッチして今度は設定画面へ。
ここでも詳細なパラメーター設定をするのではなく、単純にVocalのサウンドキャラクターをもっと明るくしたい、音にパンチを出したいなどの「サウンドイメージ」が項目別にXYパッド上で配置されており、サウンドをチェックしながら近いイメージを指でなぞるだけで音を調整する事が出来ます。
もちろん、実際にはその裏でコンプやEQが激しく動いているのではありますが、そんな事全く知らずにイメージで音が選べるユーザーインターフェースがあったら良いなぁ、というのはミュージシャンならば誰もが一度は想像したのではないでしょうか。
いや、私は自分で詳しく設定を作り込みたい、という方はトラックフェーダーの横に位置するアドバンスドモードスイッチを押してみましょう。4バンドEQからGEQ、COMP、マルチバンドCOMPなどなど各種エフェクト設定で思いのままにサウンドメイクが可能です。


特に4バンドEQ画面では設定画面上で入力されている信号がアナライズされており、それを見ながらEQをタッチする事が可能。簡易さや利便性だけでは無く、作り込み派の方への提案も抜かりはありません。
(※ちなみにここではマイクが表示されましたが、XLRケーブル接続後にマイクをギターやベース、キーボードやドラムなど他の楽器に変更する事も可能です。TRSフォーン端子を入力すればギターが登場しますよ。インプットの無い状態でも楽器類を配置する事も出来ます。)
ギターのタイプ選択数はさすがにLine6。MD20dの前にPODを接続しているギター用プリセットなんてのまでありました。

では今度は出力端子にケーブルを差してみましょう。すると皆さんの予想通り今度はスタジオ内にアンプのグラフィックが登場。
もちろんこちらでも様々なタイプが選べるのですが、面白いのはそのモニターに各楽器をどのようなミックスバランスで出力するのかもグラフィックイメージでコントロールする事が出来てしまうのです。
もちろんミックスして出力するだけで終わりではありません。SDカード、もしくはUSB接続によりPCへのレコーディングももちろん可能です。さらにiPadアプリケーションからのワイヤレスコントロールも可能とのこと。

とにかく激しく「未来」を感じる製品ですが、中でも良く出来てるなぁ〜と思ったのは本体へ10秒間のクイックレコーディング機能。スタジオに入った後、他の楽器とのバランスを取るためにわざわざドラマーやギタリストに演奏を続けさせる手間を省くために、一度クイックレコーディングしておけばループ再生しながら自分のバランスを調整出来ます。
先進性だけでなく、このあたりの配慮があるのは常にミュージシャンと共に歩んできたLine6ならでは。MD20dの価格は$2499で4月の発売を予定。よりミュージシャン達が持つイメージに対して操作性の完成度を上げればLIVEミックスの常識を大きく変える製品となるのは間違い有りません。発売が待ち遠しいですね。
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その他にも会場ではiOS用汎用MIDIキーボードや人気のJames Tyler Variaxも展示されていましたよ。

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問題:グラフィックイメージだけでライブミックスを行うことができるMD20d!この発想はすごい!エンジニアだけでなく、プレイヤーのことまで熟知したLine6らしい製品といえますね。 さて、このLine 6を代表する製品で、世界中の多くのギタリストに愛され続けるギターアンプシミュレーターとは?

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