Rock oN Company 2012 NAMM ショー・レポート!

Arturia

新世代ハードウェア・アナログシンセここに極まる!シンセの雄、Arturiaの技術の粋を結集したアナログシンセ、MINIBRUTE登場です!


やはりシンセメーカーといえばここを外す訳にはいかないでしょう!今迄に無い盛り上がりを見せるArturiaブースへ突撃です。今回、待望の新製品が発表されているとのことで踊るようような足取りで向かってみるとそこには待望の新製品、MINIBRUTEの姿が!!

この気合いの入ったブラックフェイスからして購入決定です。良いシンセというのは聴かなくても、ルックスだけで分かるというものです(嘘です)

このMINIBRUTE、Arturiaがシンセ研究で培った技術の全てを注ぎ込みデザインされたとのこと。MS-20s、 Odysseys、Pro-OnesそしてMinimoogといった名機と言われるシンセ良さを凝縮して詰め込んだ正に21世紀初頭を代表するシンセとなっているとのこと。早速そのサウンドをチェックしていきましょう!

100%のフルアナログ回路が繰り出す、昨今のハードシンセにありがちなサッパリとしたサウンドとは対照的な揺らぎながらも図太いサウンド!!そしてヴィンテージ感溢れ、かつ独特のうねるような倍音感豊かなオシレーターと自由自在にコントロール出来るエンペロープ部分と合わさり、非常にコントローラブルかつアグレッシブな、サウンドメイキングが可能。本当に自由度の高いシンセ、といった印象です。

デザインもコンパクトながら特徴的。やはり目を惹かれるのはYamaha CS-80のようなスライダーをセンターに配置させたところでしょうか。実際に演奏する上では実はスライダーのほうがパラメーターは素早くかつ的確にコントロール出来るので、ここだけを見てもArturiaの本気度が伺い知れます!

そしてシンセサウンドの心臓部とも言えるフィルター部分には伝説のシンセマスター、Steiner Parker氏が関わっています!Steiner Parker式フィルターはやはり鋭い切れ味と独特の歪み感が特徴的。MOOGとも違う、前に押し出るような非常にアグレッシブなフィルターです!

MINIBRUTEは積極的に倍音をコントロール出来るMetalizerというノブが追加されており、様々な色を持つサウンドがいとも簡単に作れてしまいます。アナログシンセらしい太い中低域から、ギラつく高域まで様々なサウンドがこれ一台で表現できてしまう、アナログシンセの域に留まらない、新世代アナログ回路と言っても過言ではないでしょう!

最後に気になるお値段、発売時期ですがこちらはArturiaのスタッフに聞いたところ、2012年4月発売予定でお値段は$549となる予定とのこと。今から待ちきれません!
オンライン先行予約フォームはこちら!>>

この幅広い音色とコンパクトなデザイン。MOOG MUSIC MINITAURと並び、モダン・ハードウェア・アナログとしての地位を確立できるのか?!2012年に入り、ハードウェアシンセ市場は更なる盛り上がりを見せています!

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