NAMM 2014では、話題のDigiGridからDLS、DSIが登場!満を持してProTools インターフェイスと連結へ!!ProTools HDX、HD Native共に動作確認!!
InterBEE2013では、発売直前ということもあり、話題騒然だったDigiGrid。昨年末、DigiGridシリーズからMGB、MGOが発売されたのは記憶に新しいですが、今回ブースをグリーンに染め上げていた中心的存在は次に発売となるDLSとDLIの2機種!!
今回、NAMM 2014 ではSales Application SpecialistのDan Page氏へのインタビューに成功しました。インタビュー中もProToolsの画面を実際に表示させてどのような仕組みになっているかを解説していただいております。実際に動作しているのを見たのは我々レポーターも初めてでしたので、かなりテンション上がりっ放しで、食い入る様に見入っていました。
今回、ご覧の様にDLSはI/Oモードとして動作しており、ProToolsからも192 Digital I/Oとして認識していました。DLSへの接続は、コンピューターからSoundGrid Studioコントロール用としてEtehrが接続。そして、HD OMNIのDigiLink Expansion PortからDLSのDigiLinkポートへ接続。このDigiLinkがDLSをProToolsのインターフェイスとして認識させています。後ろはこんな感じでした。
ProTools画面上でも、ハードウェアインサートとしてDLSを選択する事が出来ます。ProToolsとしては、まずHDXかHD Nativeのカードを認識するので、ProToolsのプレイバックエンジンは通常通り、HDXもしくはHD Nativeとなります。
表示として異なるのはI/Oセッティング。ここで192 Digital I/Oとして認識しますが、DLSは物理イン/アウトを持っていません。この表示されたI/OはSoundGrid Studio内のPathで使用できるデジタルパスがProTools上で表示されているそうです。
NAMM 2014 DIGiGRidブースではコンピューターと1対1の関係でDSLを接続していましたが、スイッチングハブを使用して別のI/OとSoundGrid Studio上からパスを組んで上げる事も可能です。Ether 1本で256chまでの信号をコントロールできますので、HD Nativeの先にDLSをDigiLink2本で接続して、コンピューターからDLSとMGBを接続すれば、MADIで64chインプット出来て、かつSoundGrid ServerでWavesプラグインをDSP処理させる・・・なんて飛び道具的な使用方法も可能ですね。特にHD NativeはDSPを搭載していないので、プラグインを沢山かける=コンピューターに負荷をかけることになります。実はHDXでもこれは有効で、HDXのDSP処理を軽減する事にもつながります。実際にインタビュー中にProTools画面上でどのくらいパワーを使っているかを表示させていましたが、HDXのDSPチップにかかる負荷は驚く程少なくてすむ訳ですね。
ここで一つ注釈をさせていただきますが、ProTools I/OとしてDLSやDLIを接続する際に何チャンネルまで通信可能か?という問題にあたります。Etehrケーブル1本で256ch通信できるので、MGBなどは簡単に128ch IN/OUT出来ますが、ProTools I/Oをここで組み合わせると、ProTools側の仕様により、DigiLink 1本につき最大32ch IN/OUT となります。ですので、先ほどのDLSとMGBという組み合わせも、HD NativeとDLSをDigiLink 2本とも接続が必要となる訳です。
ちょっと話がそれましたが、SoundGrid Serverは3rd Party Pluginも徐々にSound Gridに対応しており、brainworks、SPL(Plugin Alliance)のプラグインが現在対応を予定しており、NAMM 2014のデモステージでは実際にデモ盤が動いていました。
※1月25日追記
DiGiGriDでサードパーティー製のプラグインが動作している事が確認とれました!!
DLS、DLIが発売になる日も間近ですよ。ProToolsユーザーにとっては今から待ち遠しいですね。