Rock oN Company 131th AES Convention 2011 NY ショー・レポート!

TASCAM

24bit/96kHz対応、非破壊オーバーダブも可能なハンディレコーダーDR-40新登場!! SDカードを始め多彩なメディアフォーマットへ録音可能なSSシリーズなど各種ラインナップも全面展開!!

NAMM同様に広大なスペースで展開された今年のTASCAMブース! 各業務プロダクトの脇で所狭しと 商談が行われる光景は変わらず盛況な様子でした。

中でも注目は音質と利便性にこだわったハンディレコーダー DR-40。まずはじめにざっくり特徴的なポイントを挙げると

  • TASCAMの得意技、録音時のバックアップとして低いレベルの録音が同時に行えるデュアルレコーディング機能
  • 内部ステレオマイクと外部ステレオ入力による4ch(2ステレオ)同時レコーディング。(※内部と外部マイクの設置距離に伴う時間差調整用ディレイ機能までも搭載)
  • A-B/X-Y方式の他、全指向性と双指向性マイクの組み合わせによるステレオ録音方式、M-S録音用のマイクを接続することができるM-Sデコード機能搭載
  • 内部マイク、外部マイクそれぞれ使用可能な非破壊オーバーダビング機能
  • 入力音のピークを検出し最適な録音レベルを自動的に設定するピークリダクション機能
などなど後発ならではの機能性を遺憾なく発揮していますね。KORGのSound on Soundなど非破壊オーバーダブ対応のハンディレコーダーもありますが、A-B/X-Y併用による臨場感あるサウンド、24bit/96kHzのハイサンプリングレートで実現出来てしまうというのは技術の進化を感じてしまいます。ピークリダクション機能も単に最適レベルを調整してくれるより現場でのセッティング時間短縮に一役買ってくれる機能と言えます。その際2chソースの録音であればデュアルレコーディング機能で録音ミスも防げますから業務用途にも安心ですね。
●多彩な録音メディアに対応した最新ステレオオーディオレコーダー『SS-CDR200』『SS-R200』『SS-R100』の3機種も展示!
高い信頼製から放送局でも使用されるCFカードに加え、一般ユーザーへの普及が進んでいるSD/SDHCカード、USBメモリにも対応。再生&録音をサポートしていますから、どんなメディアが持ち込まれるかわからない現場でもこれが1台あるだけで安心出来ますね。
同社RC-20と併用すればポンだしシステムとしても活用出来ますから1台で何役もおいしい機材といえますね。
●同じくCFメディア対応の業務用8tr「HS-P82」、ポンだし用コントローラーRCシリーズなども展示
中でもTFTカラータッチパネル液晶が目を引くHS-P82。
野外や暗所におけるサラウンド収録やマルチマイクによるマルチチャンネルレコーディングにおいてもタッチディスプレイで直感的なオペレーションを実現してくれます。内蔵の「モニターミックス機能」を使えばマルチマイク収録時でもレベルとパンを設定したステレオでのモニターを可能にします。このモニターミックスで作成された音声は8チャンネルの入力とは別にステレオトラックとして同時収録も可能なんです。(44.1/48kHz動作時に限る)
タイムコード入出力やビデオリファレンス入力は当たり前、耐振動性、耐環境性、省電力に優れた信頼性の高いCFカード採用と盤石。最新バージョンではM-S方式のマイキングによるレコーディングが本機だけで可能になるなどユーザーの声もしっかり反映してくれてます。
その他にもHS-2000/4000対応のポンだしコントローラー「RX-HS32PD」や言わずと知れたデジタルミキシングコンソール「DM-3200」まで文字通りフルラインナップ展示を行ったTASCAMブース。  どの製品からも現場の声をおさえた丁寧で真摯な製品作りの姿勢が伝わってきますね。
TASCAM
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