RockoN Show Report : NAB 2013 / musikmesse(ミュージックメッセ) 2013
デジタルシネマカメラの潮流に少々乗り遅れてしまった感の否めないパナソニックではあるが、高解像度の収録をサポートする4Kモニター「BT—4LH310」を発表した。31インチの液晶モニターでネイティブ4K解像度(4096×2160pixel)をサポートする。
このモニターの売りは、LUT(Look up Table)の読み込み機能が備わっているところだ。撮影時からポストシューティングの作業まで、色の管理をトータルで、ワークフロー全体を通して管理することができる。また、DC28Vのバッテリー駆動も大きなストロングポイントと言えるだろう。これによってフィールドレコーディングにも柔軟に導入することができる。気になる価格についてパナソニックの担当者によると、「価格は30000ドル以下に抑えるのが目標とのことで、少なくとも他社さん(おそらくソニーだと思われる)の同製品以下には抑えたい」とのことだった。発売時期は2013年秋を予定しているという。
一方、ブースの目玉となるべきカメラについては、残念ながら特筆すべき新機種は見られなかった。メーカー各社が4Kをキーワードに盛り上がる中、ハンドヘルドタイプ4Kカムコーダーのモックアップ版が1台展示されているのみであった。是非とも来年以降の奮起を期待したい。
※レポート:株式会社マリモレコーズ 江夏由洋
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