RED GIANT

Adobe After EffectsやPremire ProのプラグインをリリースしているRED GIANTからは撮影素材の管理・閲覧・編集に威力を発揮する便利ツール！

「プラグインパビリオン」の様子。大勢のAfter Effects使いが集結している

RED GIANT

ADOBEのAfter EffectsやPremiere Proといったソフトウエアのプラグインを販売するRED GIANT。今年のNABでも通称「プラグインパビリオン」にブースを出展した、RED GIANTはTrapcodeシリーズのプラグインをはじめ、Magic Bulletなどといった大人気のプラグインを製品のラインアップに掲げている。

RED GIANTのブースではBulletProofのデモが行われていた

今回のNABで発表した新製品は「BulletProof」というスタンドアローンのソフトウエアだ。このソフトウエアは、撮影素材の管理・閲覧・編集を行えるもので、Magic Bulletの色補正技術を盛り込んでいる。ワークフローのステージは「Import」「Organize」「Reveiew」「Refine」「Export」の5つに分けられている。

BulletProofのワークフロー。5つのステップで素材を完璧に管理するコンセプトだ。

まず「Import」で撮影したカメラのメディアから、素材をインジェストする際に決められた複数の場所に安全かつ迅速にバックアップさせることができる。「Organaize」ではインジェストされたクリップのプレイリストを作ったり、各パラメーターでソートしたり、お気に入りのスターを付けたりと、いろいろな角度で素材の整理を行えるのだ。さらに「Revirew」では各クリップを再生させられるだけでなく、イン点アウト点を編集することもできる。また複数のマーカーを加えて、それぞれにコメントを挿入するこことも可能だ。そして「Refine」では素材のメタデータの管理を行える。日付や、ショット名などのデータに加え、LUTとして色のメタデータの編集をここで行えるのだ。この部分がBulletProofのRED GIANTの培ってきた技術が受け継がれる部分であろう。ここで編集された全てのデータはメタデータであり、素材に対しては非破壊で行われているのも素晴らしい。最後に「Export」でProResを含む様々なコーデックで書き出すことが可能だ。

わかりやすいUIで、誰でも簡単に使えるというのが嬉しい。

今のところCanonのEOSムービーとNikonのDSLRデータ、そしてGoProの素材のみに対応しているのだが、順次扱えるコーデックを増やしていくとのこと。まずはMAC版の発売を行い、WINDOWSは追って対応する予定。夏の発売にむけて最終的な追い込みの最中で、価格は$199を考えているそうだ。当面の間、β版のリリースを無償で行っており、興味のある方は是非詳細をHPでのぞいてみて頂きたい。

http://www.redgiant.com/products/all/bulletproof/

※レポート：株式会社マリモレコーズ　江夏由洋