RockoN Show Report : NAB 2013 / musikmesse(ミュージックメッセ) 2013
今回のバージョンアップで最も話題になっているのはAfter Effects新バージョンでの3D機能強化(Cinema 4D連携) だ。MAXONのCinema4Dとのデータのやり取りがスムーズになった。標準搭載になったCINEWAREで Cinema4D のC4Dファイルをネィティブで取り込み、合成し、AeでCINEMA 4DのレンダリングエンジンにアクセスしAeで直接レンダリングすることができる。ムービーの中間ファイルを作る必要がなくなったのだ。またCinema4D liteも標準搭載されており、Ae内にあるマテリアルを微調整することができる。
そして、ロトブラシ強化。 Photoshopの「境界線調整機能」のような機能が追加されており、境界線をマウスでなでるだけで髪の毛のような細かい物も簡単に切り取れる。その他にもレイヤーおよびマスクのスナップ・複数のGPUボード搭載環境での高速化 ・ワープスタビライザー強化・カメラトラッキング強化・ピクセルモーションブラー ・ハイパーキュービックリサンプリング ・Anywhere for video 対応など追加機能が目白押しだ。
動画編集ソフト Premiere Proも新バージョンが登場。デジタルシネマのワークフローを強く意識したバージョンアップとなっている。SpeedGradeのLooksファイルが利用可能で、編集時にルックアップテーブルを当てて最終の仕上がりを確認することができる。そして4Kを含む様々なフォーマットに対応した( ソニーXAVC・パナソニックAVC-Ultra・DNxHD・ProRes(Mac版のみ読み書きが可能))。またショートカットや編集機能がよりFinalCutProライクになり、FinalCutProユーザーが乗り換えやすくなった。
ほかにも音声編集ソフト Audition は新バージョンで放送業界の新基準を計るためのラウドネスメーターが搭載されるなど。
Adobe Creative Cloudは 次世代のワークフローを意識したバージョンアップとなった。なお、気になる価格については5月上旬のAdobeイベントにて発表予定とのこと。
※レポート:株式会社マリモレコーズ 江夏由洋
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