Rock oN Show Report : AES NY 2013
続々と新作がリリースされるWAVEプラグインですが、まだリリースされて間もない「J37」やラウドネスメータープラグイン「WLM」そして今回初情報となるオートマチックプラグイン「DUGAN AUTOMIXER」をWAVESプロダクトスペシャリストのJhonny Man氏より紹介いただきました。
まずは早速動画をごらんください!
「J37」はWAVESとあのAbbeyRoadとの共同開発で自然なテープサチュレーションを簡単に得られるプラグインです。
明快なインターフェイスにはテープスピード、バイアス、ノイズレベル、サチュレーション、更にはワウやフラッターまで、オリジナルマシンの独特な音の質感を忠実に再現しているとのことです。テープの種類も世代の違った3種類から選ぶことができ、独自の周波数応答をもつそれぞれのテープは独特な音色と色気をもっています。デジタルミキシングにちょっとしたニュアンス、エッセンスを加えるのに最適なプラグインでないでしょうか?実機やテープの時代背景を知っておくことでより楽しく使い込めそうですね。
そして、ラウドネスメーターとしておなじみの「WLS」
ブロードキャスト、映画の予告編、DVD、ブルーレイなどのパッケージ・メディアなどのコンテンツ制作時に必須となる正確なラウドネス計測とメーター表示をしてくれるプラグインですね。主要な規定、ITU-R BS.1770-2、EBU R-128、ATSC A/85に準拠しており、モーメンタリー、ショートターム、ロングターム、トゥルーピークを一目で確認出来るインターフェイスとなっており運用上問題なく使用できます
おなじみのバンドルDiamond BundleやMarcury Bundle、Broadcast&Production Bundleにこちらは含まれています
最後に今回AESにて初登場となったのが写真左の「DUGAN AutoMixer」
あまり耳慣れないオートミキサーとは何ぞや?と思いましたがMultiRack SoundGridとMultiRack Native上で32または64チャンネルのフェーダーオートコントロールが可能とのことです。マイクのゲインをシステム全体でシェアするため、マイク1本の自然なアンビエンスを維持することが可能で、台本が無い場合やゲイン調整が事前に決まっていない場合に、ゲイン配分を自動最適化することで、 ミキシングエンジニアは個々のフェーダーを掛かりきりで操作することなく、複数のマイク音声を適切に処理することができるとのことです。
ライブシーンにも着々とWAVESのシステムがコアとなって未来を想像してみるとDigiGridのイベントにも俄然期待がもてますね。
気になるDigiGridのイベントを明日開催予定!こちらも引き続きレポートしていきますのでお楽しみに!
WAVES
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オートミキサー?チャンネルのフェーダーオートコントロールが可能とのことなのでゲイン調整がシビアな時にゲイン配分を自動最適化してくれるとなるとありがたいですが、期待したいですね。動作が安定してくれるのが条件ですが・・・・。