Universal Audio at AES NY 2013

遂にUAD-2がProTools上でAAX動作を確認! 完全対応へ秒読みです! リリースされたばかりの気になるAPIニュープラグインも登場！ at AES NY 2013

入り口近くに設営されたブースでは、入れ替わり立ち代わり多くの人が、アドバイザーに質問を投げかけていたUniversal Audioブース。NAMMでのapollo最新作を始め、ショーレポートの度にビッグニュースを発表させてくれる同社ブースはNYでも注目の的です。
今回の発表ではハードウェア的には新製品の情報は有りませんでしたが、遂に！以前CEOであるBill Putnam氏がインタビューで話されていた通り、UAD-2がProTools AAX上で動作している様子を見る事が出来ました。

AAXプラットフォームには、apolloシリーズ、UAD-2が対応。現在はβでの動作となており、正式なバージョンアップリリースは年内を予定しているとの事です。ユーザーからのリクエストも多く早期実現に向けて期待が高まりますね! それでは早速Universal Audio TECHNICAL MARTEING担当のGANNON KASHIWA氏による紹介動画をご覧下さい!!

さらに、今回は、先日10/10にリリースされたAPI Vision Channel Stripを展示。
ＳＳＬ、ＮＥＶＥと並んでミキシングツールの定番としてＡＰＩのチャンネルストリップが搭載されるのを心待ちにしていたユーザーもきっと多かったことでしょう。

チャンネルストリップの構成としては
・マイクプリ部分-212L
・Hi/Low Cut Filter- 215L
・ゲート・エキスパンダー-235Ｌ
・コンプレッサー・・リミッター-225L
・４バンドイコライザー-550Ｌ

ＬＡサウンドの代名詞とも称されるＡＰＩ２１２Ｌ。そのルーツはＡＰＩ2488のディスクリートコンソールにあります。そのサウンドは70″sエアロスミスや、フランクザッパのアルバムで聞くことができますよね。(少し調べてみると、現在は約$600ぐらいで取引されているようです。)

さらに、個人的にもおすすめなのは、4バンドイコライザーの550Ｌ！APiのモジュールは、かかりがとてもエッジーなので、ギターのサウンドメイクにはこれでしか表現できない独特な切れの良さがあります！

さらに、着目すべきは、プリセット部分!フランクザッパなどを手がけるJoe Chiccarelliやポールマッカトニーやスティングのエンジニアリングを手がけたNeil Dorfmanをはじめとする著名なエンジニアのプリセットを70以上スタンバイしています。
ＡＰＩのモジュールを使う上で先人達のプリセットを学べるとはそれだけでも導入の価値が高いですね！

SSL,NEVE,APIときて次に期待したいのはやはりTrident Audioチャンネルストリップ！
少し話はとびますが、toft Audioをご存知でしょうか？ハイエンドミキサーとしてＡＴＢシリーズなどが最近では記憶に新しいですが、そのチーフエンジニア・開発者であるマルコムトフト氏(Beatles”Ｈｅｙ　Ｊｕｄｅ”のミキシングエンジニアとしても有名)が
既存のコンソールに満足できずに、自身で製作をしたのがA-rangeコンソールです。
Ａ－ｒａｎｇｅコンソールの成功を受けて生まれたのがTrident Audio社なんですね。
(トライデントヒストリーはこちらのリンクから)

すでに上記のTrident A-Range Classic Console EQはリリースされていますが、ＡＴＢシリーズにも搭載された８０ＢシリーズのＥＱプラグインの追加も期待したいですね！
今回の追加プラグインはすでにリリース済みでＵＡオンラインでの購入が可能です。価格は$299。
何はともかく、AAX対応バージョンの正式リリースが待ち遠しいですね。

Universal Audio