ALESIS
15年以上に渡り販売されてきたドラムマシンSR16の後継機種、SR18が登場!
今年のALESISブースは、ミキサーやNumarkブランドでおなじみのiPod関連製品(iPodのDockがついたミキサーやラックマウントしてiPodをコントロールできるデバイスにどの程度の需要があるか謎ですが)中心に展示しました。新製品としてプッシュされていたのが、地味に15年以上発売されてきたドラムマシンSR16の後継機種、『SR18』。
実はSR16は、ドラムマシンコレクターの筆者が初めて買ったドラムマシンでもあります。当時高校生だった筆者は、「どうやったらこれでMINISTRYみたいな音が出せるんだろう」と真剣に悩んだ記憶があります。ちなみに、パラメータの調整ができそうな大きなジョグがついていましたがボリューム調整しかできませんでした…。特に使いやすいわけでもなく、音のキャラクターもこれといった特徴がなく、よく15年以上現行機種であったとおもいますが、特徴のなさが逆に長寿命の秘訣なのかもしれません。
さて、いよいよその後継機種SR18ですが、長期にわたり地味に販売され続けてきたSR16の伝統を引継ぎやはり地味です(笑)。内蔵メモリがSR16の倍の32MBに増えたほか、バッテリ駆動や内蔵エフェクト、ベースシンセが追加されるなど現代的なアップデートがなされ、ジョグもボリューム調節以外もできるようになりました。
音や使い勝手に関してはSR16の伝統をしっかりと引継いでこれといった特徴がありませんが、SR18もきっとこの凡庸さで長期にわたり販売され続けるでしょう。