IK Multimedia

ギター・アンプ・シミュレーターの決定版!Amplitubeの新ファミリーとStomp I/Oが遂に登場!

ik5.jpgIK Multimediaのブースは、まもなく発売予定のフットコントローラー&高品位オーディオインターフェイスであるStomp I/Oがずらりと並べられ、試聴を行う人で埋め尽くされていました。Stomp I/Oは、同社で人気のギターアンプソフトウェアのAmplitube 2シリーズにベストマッチなフットスイッチ部分があり、コンピューターの画面を見ずに、つまみとフットスイッチで素早く音を作る事ができるようになっています。本体にはLCDディスプレイも搭載されているので、ギタリスト/ベーシストには見慣れた雰囲気なのではないでしょうか?

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また、同時に新発売となるはずのAmplitube Metal。個人的に超楽しみにしていましたが、まだ最終段階に入っているとの事で、音だしはNG。
Stomp I/Oには現行全てのAmplitubeプラグイン(Amplitube 2Jimi Hendrix EditionAmpeg SVX、Amplitube Metal)が付属するとの事なので、近日発売を予定しているStomp I/Oの事を考えると、完成も間近に迫っていると見てもいいのでは?ないでしょうか。

4種類のAmplitubeプラグインをなんと一括管理できるようになるのが、付属ソフトウェアのX-Gear。このX-Gearをマスターとして、4種のアンプ・モデリング・ソフトウェアを縦横無尽に組み合わせる事が可能になるとの事。

「プリアンプはAmplitube Metalのハイゲイン系を選択、コンパクトエフェクターはヴィンテージファズのJimi Hendrix Editionから、キャビネットはAmplitube 2から選択する」なんて贅沢な事もできるようになるという、なんとも夢のようなアプリケーション。
音作りは無限、と銘打った製品は数あれど、複数の製品を組み合わせて音が作れるというのは、特にギターから音楽を始めた人(私のようにエフェクト・ジャンキーな人)には特にイメージがわきやすいのではないかと感じました。

さらに同ブースでは、GPUという小型のボックスがStomp I/Oの隣においてありました(トップの写真参照)。スタッフに「コレはなに?」と聞いてみたところ、Mac miniなどの小型マシンを収納し、ライブ環境やレコーディング環境でStomp I/Oを接続して使用するためのコンピューターとの事。
コンピューターの起動項目にX-Gearを仕込んでおき、コンピューターの画面を出さなくても(出す事もできますが)エフェクトボードのようにStomp I/Oを使用できる、という製品のようです。GPUに関しては発売時期、価格などはまだ未定だそうです。

Stomp I/Oの印象は、とにかく「コンピューターを相手にしている」という感覚がまったくしないという所。スタッフに簡単に使い方を説明したもらったあとは、マウスを掴むことなく(実際には、マウスは設置されていなかったので)足踏みスイッチとつまみ、Stomp I/OのLCDディスプレイだけでサクサクと音作りができました。おそらくマウスを使うよりも早かったのではないかと思えるほど。

ik6.jpg本体もがっしりとした鉄(だと思います)製で、しっかりとした作り。フットペダルは6つまで追加する事ができます。1つは本体に付属。ペダルはギタリストなら踏み慣れた、あのおなじみの筐体です。ペダルの別売りオプションも用意されるとの事。

コンピューターで音楽制作をしている方の中で、ギターを演奏される方ならお分かりいただけると思いますが、ギター/コンパクトエフェクター/アンプというシンプルな構成の時って、妙なほど音作りが早いですよね?そして出てくる音もイメージ通りになる事が多い。
Stomp I/Oはそんな忘れかけていた感覚をパッと思い出す、ギタリストのためのツール。ギターインプットは最高のパーツを使用し、アウトプットも高品位のDAを搭載。発表から(かなりの)時間がかかった理由が分かったような気がしました。

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