Manley Laboratories

マスタリングへの揺るぎない信条!マスタリング専用コンソールMastering Backboneの登場!

 

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 Manleyは主に真空管を使用したハイエンドアウトボードからスピーカーまでを扱うプロオーディオでは有名なメーカーです。値段も業務用レベルのため、コンシューマにはなかなか馴染みのないメーカーかもしれませんが、「TUBE RULE」のスローガンの元、愛用者の多いアウトボードです。
2_manley_ALL.jpg 女社長のManleyさんが数多くの訪問者とにこやかに、しかし訪問者が次から次へとくるためかなり忙しそうに話をしていて、筆者が新製品について尋ねた際も非常に愛想良く対応してくれました(ただ、ごく短時間で他の人の所に行ってしまいました)。
今回の展示ではラックの中にManleyの全製品を展示(モックでしたが…)。ManleyはRock oNの店頭に展示しているので見慣れてはいますが、これだけずらっと並ぶと壮観な眺めです。

さて、そのManleyの新製品ですが、なんとも珍しいマスタリング専用コンソールの『Mastering Backbone』です。Backboneには「背骨・屋台骨」という意味もありますが、「人の生き方・信条などを貫いてゆるがないもの」という意味もあり、マスタリングへの強いこだわりが産んだコンソールといえるでしょう。
このコンソールの詳細ですが、3系統のステレオ入力・8系統ものインサート(バイパススイッチ付き)・左右ch独立した1/2dB単位での音量調節用ステップロータリースイッチ等マスタリングに特化した内容となっています。
写真では少しわかりづらいですが、真ん中のラックがMasterring Backboneです。2_manleyR2.jpg

特筆すべきは8系統のインサートで、フロントパネルに8個のボタンが並び、インサートのオン・オフを設定できる用になっています。バイパス時の音質劣化を防ぐために、バイパスしたデバイスには信号を流さないように設計されています。
また、インサートの4番目と5番目は順番を入れ替えられるようになっており、「う〜ん….コンプの前にEQしようかコンプの後でEQしようか…..」等と悩むときもスイッチ一つで切り替えができるようになっています。その他にもマスタリングに特化した細かいところまで気の利く機能が搭載されており、マスタリングを知り尽くしたメーカーによるコンソールといえるでしょう。
なお、発売時期は「early in 2008」でretail priceは$4300となっています。

Manley Laboratories
http://www.manleylabs.com/

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