Digidesign - A.I.R. Instruments Update

音作りの幅を広げるHybrid 1.5とStrike Content Expansionが登場!!!

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Digidesignの新製品としては昨日、VENUEシステム用の「Mix Rack」をレポートしましたが、もちろんその他の発表もいくつかありました。

今や“THE Pro Toolsシンセサイザー”と言える存在になったHybridが、v1.5へとバージョン・アップ。今回、アナログ・タイプの新開発のフィルター(VCF)が追加され、音作りの幅がグッと広がりました。さらに、これまではOverdriveのみだったフィルター・サチュレーション・モードが、Distort、Hard Clip、Rectify、Bit Crush、Resampleの計6種類の中から選択可能に。これにより音作りの最終段で、様々な味付けを施すことができます。

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実際にエディットしながら試奏してみたのですが、新しいフィルターの効きはかなり強力。Moogタイプの正統派アナログ・フィルターという印象でしょうか? 個人的に熱望していたVirus IndigoのRTAS版が、Hybrid v1.5の登場により特に必要なくなったという感じです。

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Hybrid v1.5には、追加されたパラメーターを活かした新しいプリセットが336種類付属。加えて従来の256種類のプリセットも、すべてアップデートされています(合計592音色!)。
なお、既存のHybridユーザーは、本年1月22日から2月21日までの1ヶ月の期間限定で、無償でv1.5にアップグレードできるとのこと(2月22日以降は有償になるようです)。

そして人気のバーチャル・ドラマー、Strikeのサウンド/パターンを拡張する「Strike Content Expansion」も発表になりました。「Strike Content Expansion」は、Strike初のアドオン・ソフトウェアとして提供され、これをインストールすることにより、300MB以上の新しいサウンド、100種類にも及ぶ新しいスタイルを追加することができます。

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今回追加されたサウンドには、80年代後期〜90年代前半のビンテージ・リズム・マシンのサンプルが多く含まれているようで、これまで苦手としていたテクノやエレクトロといったジャンルも、Strikeは見事に克服してしまいました。また新しいスタイルも、そのほとんどが著名なアーティストの手によるものとのことで、誰もが素晴らしいドラム・パターンを簡単に作り出すことが可能です。

この「Strike Content Expansion」もHybrid v1.5同様、既存のStrikeユーザーは本年1月22日から2月21日までの1ヶ月の期間限定で、無償でダウンロードできるようです(2月22日以降は有償とのこと)。
Hybrid、Strikeユーザーは、このチャンスをお見逃しなく!

ちなみに今回、Digidesignのブースには、謎のスピーカーが展示されていました。パッと見、M-Audioの新しいスピーカーかなと思ったのですが、スタッフによればDigidesignの新しいスピーカーのプロト・タイプとのことです。現在、PMC社との共同開発によるRM1/RM2が好評ですが、次のスピーカーは完全にDigidesignのオリジナルとなるのでしょうか? リリースが待ち遠しい製品ですね。

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Digidesign
http://www.digidesign.com/

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