Sonic Reality
ドラム版ビエナ?!激戦区のドラム音源に『最も』豪華なドラム音源が登場!
ここ数年はIK Multimediaとのタッグでバーチャルインストゥルメントを発表してきたSonic Reality社。同社が長年をかけレコーディングとサンプルエディットを施してきたという渾身のドラム・ライブラリ、Ocean Way Drumsが発表/展示されていました。
大容量ドラム音源はここ数年の超・激戦区。Ocean Way Drumsはその激戦区に挑むどんな武器を用意しているのでしょう?
まず、エンジンはおなじみのNI Kontakt 2を採用。製品ラインナップはGOLD版とPLATINUM版が用意され、それぞれ下記のような構成となっています。
GOLD…24Bit / 48KHzサンプル 40GB
PLATINUM…24Bit / 96KHzサンプル 80GB
サンプルのレコーディングにはSonic Realityとも縁の深いAllen Sides氏を起用。この名前を知らなくとも、彼がエンジニアリングを行った作品をあげれば、聞いた事のない人はいないでしょう。ブライアン・セッツァー、グリーンデイ、ジョニ・ミッチェル、オリビア・ニュートンジョン、フー・ファイターズなどなど、数えればキリがないほど。
ブースにはご本人も来ていました(さすがに人気者のようで、お話を聞く事はできませんでしたが… )
そんなトップ・エンジニアを起用したサウンドは、やはりさすがの一言。近年は当たり前となったアンビエントマイクが他の製品よりも多めに用意され、これらのミックス具合で面白いほどに音が変わります。
「エンジニア志向じゃないから、ドラムのうまいミックスなんてできないよ」という方もご安心を。キースイッチでミックスプリセットをポンポン切り替えただけで、いずれも数々の名盤で聴けるような立体的なドラムサウンドが再生されます。
キーマップはSonic Reality社が提唱している「キーボードでドラム」をするのに最適なi-Mapにくわえ、Roland V-Drumsに対応。ブースにはV-Drumsも用意され……
…と見ていたら、なんとあのダニー・ゴットリーブ(ex. パットメセニーグループ
、ジャコ・パストリアスなど)氏が目の前に!
そして、大きな拍手とともにこのV-Drumsを叩きだしました!細かに決め込んだスネアのロール、ゴーストや、ダニー氏といえばこのハイハットワーク。Ocean Way Drumsはしっかりとそのプレイに反応していました!(カメラ付属での音声のため音が潰れてしまっていますが 、実際には非常にレンジ感溢れ、アコースティック・ドラムかと思ってしまうほど)。
「ドラム版のViennaを目指して作った」と開発者が語る通り、最も豪華で『イイ』音がするライブラリに仕上がっています。競合が揃う激戦区に、新たな風を吹き込む事はできるのでしょうか?