Native Instruments

KORE SOUNDPACKシリーズに新製品。なんとKOREを持っていなくても使える無料のKORE PLAYERまで発表!

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ソフトシンセのパイオニア、Native Instruments。ソフトシンセがない時代からDAWに触れてきた筆者としては最初のソフトシンセ、Pro 5が発表された時の衝撃は、PCが楽器になった瞬間として今でも忘れることができません。
そのNative Instrumentsは、昨年はKORE2そ してそのKOREを拡張するKORE SOUNDPACKを発表するなどKOREシリーズに力を入れています。KOREのように数百〜数千ものプリセットの中からブラウザを駆使してカテゴリ・ ジャンル別に音色を自由自在に呼び出し・管理できるようになってきたのは、ソフトウェア音源の最近の傾向といえるでしょう。

そのNative Instrumentsのブースはステージになっており、ステージ上ではキーボーディストが演奏をする中で、2人のスタッフがかわるがわるマイクリレーしながら大げさな身振り手振りで製品を解説するのはさながらヒップホップのライブのようなノリ。
1_NI_KORES.jpg そこで発表された製品はKORE SOUNDPACKの新シリーズ。まずABSYNTHの拡張パック『Best of ABSYNTH』とMASSIVEの拡張パック『MASSIVE EXPANSIONS VOL. 1』。両方とも音作りが複雑なソフトウェアだけに、こういった拡張パックは役に立つのではないでしょうか。お値段は両方とも$59です。

その他は『POP DRUMS』と『KONTAKT SAX & BRASS』。『POP DRUM』はその名の通りポップスに使えそうなアコースティックのドラムキット&MIDIデータ集。KOREだけでなくBatteryで も使用可能です。『KONTAKT SAX & BRASS』も同様にSAXとBRASSの音源。これらはKOREに内蔵されたKONTAKTエンジンを使用するため、KONTAKTを所有していなくて も使用が可能! お値段は『POP DRUMS』が$79、『KONTAKT SAX & BRASS』が$59です。
1_NI_PLAYER.jpg と、ここまではよくありがちなサンプル集なのですが、ここで終わらないのがNative Instruments。なんと無料の「KORE PLAYER」も発表。KOREの基本機能が使えるだけでなく、『POP DRUMS』や『KONTAKT SAX & BRASS』が別途ソフトウェアの必要なしに音源になってしまうのです!(なお、KORE PLAYERのダウンロードは3月からです)。『KONTAKT SAX & BRASS』はブラス音源としては値段も安いので手軽に使えてよいのではないでしょうか。
ただ、個人的にはマイクリレーしながらの大げさなデモ(GrandMaster FlashやJustin Timberlakeのライブまであります)の割にはもうちょっと斬新な製品を発表して欲しかった、という不満もちょっとあります。贅沢でしょうか…

Native Instruments
http://www.native-instruments.com/
KORE PLAYER
http://www.native-instruments.com/index.php?id=koreplayer&L=0

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