STEINBERG V-Link本格始動
VSTi新製品D'cotaそしてNuendoファン待望のVersion2.0も発表

 VST System Link機能は複数のコンピュータをネットワーク接続しホスト・コンピュータ以外のコンピュータでプロセッシング作業を行うシステムで、オーディオ・トラックの編集を1台目のコンピュータ、2台目でヴァーチャル・インストルメンツ、3台目ではヴァーチャル・エフェクトを使用するといった使用が可能です。そして今回紹介するV-STACKはサブマシンをエフェクト&ソフトシンセ専用マシンに変貌させるVST System Link スレーブソフトウェア(スタンド・アローンでの使用が可能となります。)で、16 個のVST インストゥルメントを同時に起動でき、V-Stack のプロジェクトファイルをCubase SX/SL、Cubase SX/SL, Nuendo のプロジェクトファイルをV-Stack で開くことが可能となります。そのV-STACKとともに発表されたバンドル製品VSL2020は、24bit 96kHz対応アナログ入出力、ADAT入出力2系統、S/PDIF入出力1系統、ワードクロック入出力1系統とMIDI入出力1系統を装備したVSL2020カードにVST System LinkスレーブソフトウエアV-STACKを併せた製品。発売は共に今月末を予定。やはり一番重なjことはVST System Link自信の安定でしょう。
 3面液晶モニターでのデモンストレーションが目を引いた新製品D'cotaは、128ヴォイス8マルチ・ティンバーの3タイプのシンセサイザーを組み合わせたVSTインストルメント・ソフト。そのサウンドを聴くことができなかったためサウンドに関してのコメントなしです。ごめんなさい。

 Nuendo2.0は待望のMACファンにはうれしい待望のOS X対応版(Windowsは2000 & XPに対応)の登場。ユーザー・インターフェースの大幅変更、32bit Float192kHzオーディオ対応、最大で10.2までのサラウンドフォーマットへの対応などがデモンストレーションでは大きく取り扱われていました。発売は今年の3月を予定。今回は順調なリリースを望みます。
 またアナウンス済みのtimelok Proの次製品TIME BASEのお披露目は今回は残念ながらカタログでの紹介のみでした。