岡田 詞朗が送るL.A.音楽スポット巡り
今年のNAMMレポートはRock oN岡田がお送りします。

 みなさんこんにちは!!Rock oN恒例のNAMMレポートを今回お送りする店長の岡田です。毎年多くの新製品が紹介されるNAMM2003を現地より3回に分け掲載させて頂きます。今年はどんな商品が紹介されるのでしょう?今から非常に楽しみです。
 さて本日はロサンゼルス市内にある音楽関連スポットをご紹介。今後の参考にどうぞ!!また明日から3回に分けてお送りするNAMMレポートを是非お楽しみ下さい!!それでは最後までお付き合いの程よろしくお願いします。

 今回のレポートは、東京のディズニーシーのカルフォルニア版Disney Californiaに隣接するGrand Californian Hotel(NAMMの開催会場から徒歩15分くらいの場所)から制作お届けします。ディズニーでありながらカルフォルニアのダイナミックな自然を再現したGrand Californiaは、そのホテルも豪華ロッジ風。建物内のロビーの光景があまりにも素晴らしいのでご紹介。写真にあるようにロビーは3F吹き抜け構造で木材を主要にした内観はその空間の広さに圧倒されること間違いなし。ロビーの横には暖炉が存在、雰囲気を演出しています。面白いのは、やはりひたすらまじめに作るだけでなく、ディズニーらしいイミテーション素材がうまくその演出に役立っている点です。またGrand California Hotelは、Disney Downtown(こちらもDisney Californiaに隣接、食事やショッピングが楽しめる場所)にいつでも出入りが自由となります!!
 ちなみにですが喫煙箇所は限られています(全室禁煙)ので、ヘビースモーカーの方はご注意を!!僕もです...
 Santa Monica とWest Hollywoodの間Westwoodと呼ばれる地区に存在するCD ShopがRhino Recordsです。ご存知の方も多いと思いますがRhino Recordsは、北米の全ての音楽(最近は各国の民族音楽も対象にしています)を対象としレーベルを超え数々の作品をリイシューしているレーベルです。僕自信Rhino Recordsの赤いレーベルマークを見ると安心してしまうのですが、そう思われる方も少なくないはず。今回訪れようとしたWestwoodのRhino Recordsはその直営店となります。個人的にはカントリーやゴスペルそして70'sロック関連のコンピ盤を数枚購入できればと楽しみにしていたのですが、なんとその店頭には<本日棚卸しのため休業>の悲しい文字が...みなさん事前調査を怠らずに!です...

http://www.rhinorecords.com/

 Hear MusicはSanta Monicaで一番ショッピングが楽しめる3rd. ST.に位置するCD Shopです。店内には木材を基調とした作りで落ち着いた雰囲気を演出、1M置きに試聴機が置かれ(少なくとも30以上)ています。とここまでは普通にあるCD Shopと変わることはありません。が、このお店の売りはそのラインナップにあります。メジャー店舗では絶対にありえないアーティストをHear Musicが決める分類で展示、各CDを推薦しています。メジャーもマイナーも関係なく自分達が一番良いと思ったらそれら作品を一途なまでに紹介するその姿勢に僕は感動しました。
 またHear MusicではRhino Recordsのように自信でレーベル枠をこえたコンピ作品をリリースしており、それら各作品も非常に素晴らしい内容ですので、もし機会がありましたら聞いてみて下さい。(後で分かったのですが、Hear Musicはスターバックスの直営CD Shopになります。僕は普段あまりスターバックスを利用しないので知らないのですが、ひょっとしたら日本でも取り扱いCDが購入できるかも。)

http://www.hearmusic.com/

 Hear Musicと同じくSanta Monicaに位置(少し中心街からは離れています)するMcCabe's Guitar Shopは新旧ギターの販売はもちろん専用工房でのリペア、アーティストによるLIVE演奏そしてギター教室までをも運営した店舗になります。ギター以外にもバンジョー、ウクレレ、ヴァイオリン、ダルシマーそして数々の打楽器等を扱い訪れた人々の好奇心をくすぐるラインナップとなっています。また店内にあるほとんどのギターはレギュラー・チューニングに調律されており、一々スタッフを呼ぶこと無く自由に試奏することが可能となっております。個人的には店のゆったりとした雰囲気が気に入りました。

http://www.mccabes.com/

 こちらはご存知の方も多い全米有数の大規模楽器店Guitar Centerになります。今回訪れたHollywoodのSunset Blvd店は入り口手前にある有名音楽関係者の手形が最初に目に付きます。写真はP-Funkの雄Bootsy CollinsとLarry Grahamの手形になりますが、この他にもTOTO(Jeff抜き...)、ZZ Top(スライドバーも一緒に埋め込み!?)、変わりどころではMoog博士等もありました。そういえばヤードバーズの場所にJimmy PageとJeff Beckの手形はありましたがEric Claptonのそれはありませんでした。未だFor Your Loveの恨みが消えていないのでしょうか...
 店内にはありとあらゆる楽器が展示されその広さと量に圧倒されます。余談ですが、Pro Tools TDM関連のデモブースにあるデモ用MACの画面には<デモは水曜日&金曜日>と表示されており、付近にスタッフがいないため無人のブースとなっていました。デモ希望の方はご注意を!!

http://www.guitarcenter.com/

Text by Shiro Okada