24bit96kHz対応digi mixer01V96 YAMAHAより新発売
アナログ・ミキサーMGシリーズ、パワー・アンプPシリーズ等を発売

 本会場から少し離れたマリオットホテルホールに位置するYAMAHAブース。今年はKando-感動-をキーワードに多くの新製品を発表。会場内は、総合楽器メーカーならではの幅広い音楽関係者で盛り上がりを見せていました。
 24bit96kHz対応01V96は、その名の通り01Vの後継モデル。機能はさらに拡大され、最大で40インプット20バス仕様のデジタル・ミキサー。01Vとほぼ同じ横幅、奥行き多少拡大。もちろんラックマウント・キットの使用が可能です。DM2000以降のYAMAHAのミキサー基本機能を凝縮。DAWコントロールも対応(Nuendo & PTのコントロールが可能)。サラウンドミキシング機能も搭載ですが、ジョイスティック非搭載。96Khz対応のA/D D/Aももちろん新設計。また、今回は、ディスプレーが高精細化。一つ残念なのは、Automixが、搭載されないこと。従ってフェーダー部はタッチ・センスには対応していませ。コントロールソフトにはDM2000以降お馴染みのStudio Manager Softwareに対応、MYシリーズのカード搭載はもちろんWAVESのY56Kカードにも対応。
 国内での販売価格が、01Vと比べて多少あがるようですが、内容的には納得の行くもの。多少疑問があるとすれば、コンピュータ機器との間でのdigital Audio HUB的な要素をMIXERに求めるなら、標準でUSB2.0/Firewire等によるダイレクト接続しAUDIO I/Oとしての機能を持たない点は、未消化。拡張対応だと何かと不完全な対応になりやすい要素なので多少心配。
 いずれにしても高級感のあるその筐体や値段そしてその搭載された機能いずれからも非常に好感のもてる製品でした。今年4月発売を予定。アメリカでのリテイル・プライスは2,499ドルを予定。発売が楽しみです
 MGシリーズとして発表となったアナログ・ミキサーは全部で6機種。中国生産のためコストダウンが行われていますが、製品自体はしっかりと作られており販売時の値段設定がきになるところです。製品は全部でMG10/2(129ドル、北米でのリテイル・プライス以下同),MG12/4(239ドル),MG16/4(329ドル),MG16/6FX(419ドル),MG24/14FX(1,099ドル)そしてMG32/14FX(1,299ドル)となり、発売時期はそれぞれ異なりますが今年の3月〜6月を予定

その他にもPシリーズとしてP7000S,P5000S,P3500S & P2500Sの計4種類のパワーアンプそして、北米のみでの販売となるキーボードTyros等新製品を展示。特に後者のTyrosは僕の英語理解力では良く分からないほどの内容を含んでいる製品ですので、詳細は以下URLをご参照下さい。


http://www.yamaha.com/