tab-rockon tab-shopping tab-news rab show report tab pro

Arrival Day Report
Rock oN Report AES 2006年もプロ・オーディオの祭典である、AESの季節がやって参りました!今回は、サンフランシスコのMoscone Convention Center North(Westは先日Apple WWDCでも紹介したところです。)を会場にし、10/5(木)〜10/8(日)まで行われる121st AESの模様を、4年ぶりの取材となるROCK ON PRO梓澤(あづさわ)がレポートいたします。(ただし、10/5は展示なしカンファレンスのみ)。コンサバティブな流れがデジタル製品に見られつつあるこの時期に、エポック・メイキングな(アナログにも期待!)製品の登場はあるのか? 業界の流れはどんな方向に向かうのか?現地の熱い情報を、生々しくお伝えしたいと思います。

Rock oN Report AES 2006秋雨前線が停滞して小雨が降り続く中、成田を出発し、飛行機に揺られること約9時間(ほんとに揺られました・・・)。池のように穏やかなサンフランシスコ・ベイを横切り、初めて訪れるサンフランシスコ国際空港に降り立つと、カリフォルニアの青い空が!迎えてくれませんでした・・・  L.A大好きな私としては、てっきりサンフランシスコも、からっと乾いた天候なのかと思いきや、いきなりの雨!起伏の激しい地形で上昇した暖かい空気が、カリフォルニア海流の冷たい空気と影響することによって生じる霧も多いそうで、温暖でありながらも、この時期にはジャケットがないと夜は厳しそうです。私にとってのサンフランシスコは、ドラマ「ダーマ&グレック」や「フルハウス」の舞台で、フラワー・ムーブメント発祥の地(古い?)なのですが、L.Aが千葉だとすると、サンフランシスコは東京の様な街で、アメリカにしては狭い地域に何でもそろっているという第一印象です。それでいて、何となく懐かしい感じもあり、ジャーニーのLightsという感傷的な曲ができた街なんだなあというのが実感できます。成田空港で中国語で旧金門と書いてあり、サンフランシスコのことだと気づいてびっくりということがあったのですが、ゴールドラッシュとも結びついて、さらに懐かしい感じがしたのでした!?

サンフランシスコベイのほとりの街、モンスターパークを過ぎ、バリー・ボンズの所属するジャイアンツの本拠地、AT&Tパーク(スプラッシュ・ヒットで有名ですが、ほんとに海のそばです)を右手にダウンタウン方面へ進むと、会場であるMoscone Convention Centerが見えてきました。

Rock oN Report AES 2006回は、テクニカル・ツアーやワークショップへの参加も目的の一つであったので、早速、お目当てのセミナーの予約へ!しかし、考えが甘かったようです・・・。人気のDolby Labsや、Lucas Filmへの予約はすでにいっぱい!なんとか他の希望枠はGETしましたが、AES参加者の熱意を見せられました。

Rock oN Report AES 2006本日は、レジストレーションや、カンファレンスは行われているのですが、展示は明日からとなるので、会場近くのイタリアン・レストランでランチ(絶品のパスタと、フレンドリーな従業員!)の後、どんなものが発表になるのか、様子を探ってみました。

まず、ソフトウェアの発表はニューバージョンの発表が中心で、大きなものだとANTARES AutoTune5McDSP ML-4000Steinberg Cubase4等があるようですが、これは会場に行ってからのサプライズもありそうです。  ミキシングコンソールや、マイク、マイク・プリアンプ等で新製品の発表が多そうで、ハードウェア・エフェクターはともかく、音の入り口やミックスバスなどで、アナログが見直されてきているような気がします。  実際、お客様の問い合わせもマイクやマイクプリを中心とした事が多くなっており、良くも悪くもレコーダー以外のところに興味が集中してきているように感じます。  詳細に関しては、明日からのレポートに譲るとして、SSLのミドルクラス・コンソールDualityAMS NEVE DFC PS/1Rupert NEVE Designの16chミキサー!? Euphonix System5 MC、ついに発売になるか、TOFT AUDIOMillenniaの8chリモートマイクプリHV-3RMANLEYが放つ真空管/ソリッドステートのデュアル・マイクプリTNT(Tube and Non Tube!)、もしかしたらSONY C800Gのニューモデル等々、漏れ伝わってくる情報だけでも盛りだくさんで、今から私も楽しみにしています!

Rock oN Report AES 2006さて、今回はスケジュールもタイトなので、あまり街の様子をお伝えすることもできないのですが、初めて訪れる街でもあるサンフランシスコを少しでも見たいと思い、夕食がてら街を散策してみました。  いかにもサンフランシスコという場所は、宿泊しているホテルから北に坂を上っていくのですが、その方面は食事するところが少ないそうなので、ユニオン・スクエア方面へぶらぶらしてみました。  マーケット・ストリートが近いということもあり、観光客が多く、夜でも賑わっているのですが、この界隈は歩いていても身の危険を感じることもなく、さすが全米で住みたい場所ベストワンなのだなと思えます。

Stockton St.をユニオン・スクエア方面へ歩いてすぐのところに、Compton Placeといううらぶれた路地があり、もし、我々が何も知らなければ絶対入ろうとはしない様なところに、コンベンションの帝王お勧めのレストランがありました。  週末の木〜土の限定営業のお店は、Anjou REASTAURANTといい、フレンチ・ビストロ風のシーフード中心のレストランです。私はシーフードが苦手で、特に牡蠣は食べられないのですが、さすがシーフードで有名なサンフランシスコ!これなら私でもおいしくいただけますという美味しさでした! ただ、アメリカ好きな私にとっては、アメリカの食事といえば肉!しっかり、NEW YORK STEAKもいただきましたが(笑)。 さてさて、しっかり充電も行って、明日からのレポートにがんばりたいと思いますので、是非、ご期待ください!