昨年のAES時にはモックアップの展示にとどまっていた、Millenniaのdigidesign PREエミュレート対応の8chリモート・マイクプリ、HV-3Rが、完成間近の状態で展示されていました！ digidesign PREエミュレート機能搭載マイクプリというと、Grace Design m802や、Aphex Model 1788などがありますが、近年、そのクオリティの高さで人気のMillenniaから対応商品が出るということで、発売を心待ちにしていた方も多いようです。 しかし、音質が落ちるからと言う理由で、かたくなにHV-3Cにフェイズスイッチを搭載しないメーカーらしく、まだ音質に満足がいかないと言う理由で、発売時期が伸びそうです・・・ お待ちいただいていた方は残念ですが、詳細を含めてウィンターNAMMまでにはなんとかしたいとのことでしたので、気長にお待ちください！ 仕様に関しては、これでいきそうな感じがするため説明すると、おそらくゲイン調整用にダイヤルがあり、隣のミュート、フェイズ（こちらにはついています！）、パッド、ファンタム、リンク（おそらくリモートとフロンパネルの）の各スイッチを、チャンネル毎に右の十字/エンターキーで移動しながら設定するというものでしょう。（もちろんリモートの場合はMIDIでしょうが） 液晶パネルの数値もパラメーターの変更に追従していたので、おそらく最終系にかなり近づいていると思います。期待しましょう！

また、HV-3D-8用のオプション・ボードとしてアナログ・アウトプット・ボードが展示されていました。 こちらは、すぐに製品化されるとのことですが、D-Sub2系統の使い道は？と思いましたが、インプットをスプリットして、モニター/キュー用に使用できるようにするオプションとなるようです。

クラシック録音に定評のあるMillenniaですが、上記でも述べたように、生産が間に合わないほど普及をはじめているため、レコーディング/ポスト・スタジオなどの要望が増えてきているのかもしれません。 いずれにしても、これからしばらくは、Millenniaの快進撃が続きそうな勢いです！

Millennia Mediaサイト http://www.mil-media.com/

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