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2nd Day Report / Fxpansion
最新の拡張音源、PERCUSSIONを強力にプッシュ!勢いの衰えないfxpansion!
このメーカーのオススメはコレ!
GURU

MR-1000
短命な製品が多いといわれるなかで、発売以来数年たっても人気が落ちるどころか、人気がうなぎ上りで高まっているドラム音源BFDが絶好調のfxpansionでは、新しい拡張音源集PERCUSSIONを中心に、デモを展開していました。 ユニークなネーミングが多いfxpansion(BFDのFが何の略かは、誰も口にできませんね・・・)も、拡張音源の名前はストレートで、PERCUSSIONはパーカッションを中心としたライブラリーになっています。 ただ、その内容は通りいっぺんではなく、BFDシリーズならではの、最高46段階のベロシティ・レイヤー、マルチ・チャンネル仕様などにより、これまでの「サンプル・ベースの打楽器集」とは別格の表現力にあふれたサウンドになっていました。 内容も、コンガ、ボンゴ、ジャンベ、ウドゥ、シェイカーなど打楽器集に期待する音が全部入っているだけでなく、減衰が終わるまで30秒以上かかっているのではないかと思われるゴングまで網羅されています。キッチン・シンク、バケツ、ハイヒールなど、生活用品系の音もたっぷり入っていたのですが、驚かされるのは、そうした「小さな音素材」の鮮明さです。「小さな音」の収録時にさけられないノイズとも、弱々しさとも無縁の、芯のある音に、ドラム音と混ぜても負けない存在感があるのには、本当にすごいな、と思いました。 ブースには、PERCUSSIONの制作に関わっていたジョン・エムリッチさんがいたのですが、「マイク、プリアンプの選択や、配置が大切なのはもちろんだけど、一番大事なのは、再生音を聞いて、自分が叩いているときに感じてい音像が再現されることに神経を集中することだ。いま、こうやってBFDを叩いた音を聞いていると、その楽器が目に浮かぶだろう。」と、語っていました。

このジョン・エムリッチさんは、ドラマーでもあるエンジニアで、ブースでも常にZENDRUMを使ってデモを行っています。BFDの人気の秘密は、マルチマイク、数10GBの大容量といったスペックではなく、ドラムやレコーディングに関する情熱、知識、経験にあふれたエンジニアやスタジオ選びにあるのかな、と思わされる新製品でした。 情熱、知識、経験にあふれたエンジニア、といえば、ブースには、今後発売予定のサードパーティ、 Platinum SamplesによるBFD拡張音源のチラシもおいてありました。こちらも、レッド・ツェッペリンやローリング・ストーンズの作品で有名なアンディ・ジョーンズなど、著名なエンジニアを起用したシリーズになるとのことなので、今後が楽しみですね。