昨年のAESショーで、はじめてのプラグイン「EMI TG12413 Limiter」をプレビュー公開して、その芯のあるアナログ・サウンドで大きな話題をさらったAbbey Road Plug-inブースでは、期待を裏切らず、新製品となるEQプラグインをプレビュー公開していました。 このEQは、ビートルズ、ポール・マッカートニー、ジョン・レノンのソロから、最近のステレオラブやウィルコまで、アビイロード・スタジオでマスタリングされた「全作品」で使われているという「EMI TG 12410 Transfer Desk」マスタリング・コンソールのEQ部分を再現しています。 その音は、「EMI TG12413 Limiter」と同じ、「芯のあるアナログ・サウンド」を引きついでいて、Sonic Solutionsのハードディスク・エディット・システムを使った現代のマスタリング・ルームでも手放せないというアナログ・コンソールの「マジック」を感じさせる音になっていました。

こうしたプレミアム価値のあるスタジオが、その「専売特許」ともいえる技術の結晶であるコンソールのコンプレッサーや、EQを、全Pro Toolsユーザーが使えるように公開する、というのはなんとも太っ腹な話ですね。
また、Abbey Roadとの共同開発を行ったChandler Limitesは、共同でブースを運営していて、定評のあったTGシリーズをさらにインプルーヴさせた、EMIシリーズを展示していました。 プラグイン画面との連動で、TGシリーズがコントロールできるようなオプション等が行えたら面白いと思うのは、私だけでしょうか？

Abbey Road Plug-inサイト
http://www.minet.jp/abbeyroad/ index.html

アビイロード・スタジオのマスタリング案内
http://www.abbeyroad.co.uk/mastering/engineer3.php

CHANDLER LIMITED サイト
http://www.chandlerlimited.com/products/index.php

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