3rd Day Report / sonic studio
待望のMac OS X対応マスタリングソフトウェアが登場!!DSD完全対応、次世代マスタリングに欠かせない存在になること間違い無し。

AES会場から歩いて5分程のPalmorホテルの1室に、sonic studioの貸し切りデモルームがあり、METRIC HALO、Mytekの製品とシステム構築され、展示されていました。Mac OS X対応マスタリングソフトウェアSS・DDP、SS・SDが堂々発表。かなりの自信があるようでした。

SS・DDPは、11月発売予定。全てのImage、Metaデータの書き込みが可能。他のDDPファイルで作ったエラーも修正可能とのこと。
SS・CDは、2005年1〜3月発売予定。CDフォーマット、ソフトウェアの軽さが魅力です。このSSシリーズには、マスタリングエフェクトやEQは一切無し、Bit変換やサンプリングレート変換、ディザリング機能はありますが、オーディオデータの編集機能はありません。あくまでも仕上がったオーディオデータにマスタリングに必要な情報を入力するというコンセプトで、SS・CDの方は、このソフトウェアだけで、マスタリングに必要な全ての情報が簡単に書き込めます。価格はSS・CDが1449ドル、SS・DDPが500ドルです。マスタリングエフェクトやオーディオデータ編集も1つのソフトウェアで行いたい場合は、Sonic Studio HD & Sonic Studio DSDのMac OS X対応(多分出るとのこと。)を期待しましょう。
sonic studio社のソフトウェアは、音質が非常に良いことが魅力で、ハードウェアにも多大なこだわりを持っています。SSシリーズではCORE AUDIO対応ハードウェアは全て動作可能ですが、sonic studioシリーズはMytek社のハードウェアのみ動作、セット販売となります。これは、使用しているDSPチップの関係で、MOTOROLA社56000シリーズでなくては動作しないというこだわりよう。

そして、自社製Firewireインターフェイスも開発中。発売は半年後辺りということで、まだデザインも決まっていないテスト版を見せていただきました。製品名は決定していて、TD300、TD302の2種類。
TD300は、AES/EBU 8in8out、WordClock 1in1outというシンプルな構成の192kHz対応Firewireインターフェイス。バス動作可能です。
TD302は、アナログも装備。実はこのシリーズ、とんでもないDSPチップを使用しています。Pro Tools HD Accelカードに使用されているDSPチップの6倍のパワーを持つ、SharcのDSPチップを6枚も搭載しているそうです。更にトランスはJensen社のものを使用し、トランスの有無を選べるそうです。気になる価格は、まだ全くわからないとのことでした。
多大なこだわりを見せるsonic studioが認めるMytekから、新製品の8chAD/DAコンバータが登場。192kHz対応、AES会場でも賑わいを見せていました。発売は来年2月予定、3495ドルです。


sonic studio サイト http://www.sonicstudio.com/
Mytec Digitalサイト http://www.mytekdigital.com/

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