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2nd Day Report / Spectrasonics |
| 衝撃的な展開、Stylus RMXを発表 |
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2nd Day Report / Spectrasonics |
| 衝撃的な展開、Stylus RMXを発表 |
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まず、1パートの音源だったStylusがRMXでは8マルチティンバーとなっているのですが、それは、MIDIトラックを8つ用意して使う、というより、ホストのMIDIトラックにはほとんど触れることなく、リアルタイムに「1パートに、このドラムループを」、「2パートに、このハットだけのループを」、「3パート目に、コンガのループを」と、RMX画面上のパート番号を選んで、RMXのブラウザ画面のグルーブ名をクリックするだけで、すべてホストのテンポしたグルーブがどんどん重なっていきます。そこで、ホストのテンポをかえると、全体のテンポも変わるのですが、テンポを遅くしたときの音質劣化の少なさは「異常」といえるもので、他の「テンポ変更自由自在」といわれている「グルーブシーケンサー」とは全くことなるクオリティです。 Stylus RMXのグルーブは、すべて「スライスループとそれを再生するMIDIループ」が統合されているのですが、聞く話によると、スライスの一つ一つを念入りにエディットしているそうで、数1000種類、というループの数を考えると、本当に気が遠くなります。
Stylus RMXをMIDIキーボードで演奏するのには、GrooveControlスライス素材を半音単位で並べたモード以外に、C3にメイングルーブ、D3にキック抜きグルーブと、関連グルーブを鍵盤上でトリガーできるので、デモに熱が入り始めると、マスター鍵盤を使ってグルーブを重ねたり、差し替えて、microKontrolのツマミを使ってフィルターをスウィープさせたりしていくのですが、その時、思わず目を閉じて、身体をよじってしまうなど、気分は完全にリアルタイムのパフォーマンス、といった感じでした。その間、ホストのMIDIトラックデータは一切使っていないこともあり、それが、冒頭の「これはもう、1つのプラグインというより、新しいアプリケーションと呼びたくなる」という感覚につながります。