Rock oN Show Report : AES NY 2013
色付けなくクリーン、原音に忠実な音質で、コンサートからフィールドレコーディングなど様々なシーンで活躍するEarthWorks。非常に高性能なマイクで根強いファンを持つこのメーカーですが、マイクプリにも妥協無い設計を追求しています。
1021や1022に代表されるZDT (Zero Distortion Preamplifier)と呼ばれる比類なき音質のマイクプリは、ディスクリート回路で構成され、高速レスポンス、そしてクリアーで、ディテイルまで忠実な音質は「プリアンプの存在を感じさせない。まるでゲインアップするケーブル」とまで評されるほど高い評価を受けました。
そして、今回話題のVPRシリーズのモジュールとして再設計。満を持してのリリースとなりました。
ZDTプリアンプが実現した、その限りなく透明なサウンドは既存の基準を凌駕するものです。1Hzから200kHz までフラット、そして、わずか0.27マイクロ秒の立ち上がり時間、そしてわずか100万分の1(0.0001%)の歪率、音質劣化要因は全て取り除かれ、ストイックまでの原音至上主義といっても過言ではありません。
もちろんGainは5dBステップ(5dB ~ 60dB)仕様、ICをシグナル・パスに一切、使用しないクラスA アンプ(全ディスクリート・コンポーネンツ)、長距離伝送でも音質劣化が生じない超低出力インピーダンスなどなど抜かりはありません。
会場ではポップにてEarthWorksの「M30」と共に紹介されていました。
今そこに鳴っているそのままの音、空気を収録するのに最適のソリューションですね。
その他当店でもおなじみの「SR40」や「WL40V」といったハンドヘルドマイクの展示。
音質、セッティングの容易さで文句無しのPIANO MICなど、EarthWorksらしいピュアな音質と機能性に富んだ多くののプロダクトが多数展示されていました
続々とVPR新製品が登場する今回のAESには、VPR市場の盛り上がりも強く感じられますね
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M30気になります。