Rock oN Show Report : AES NY 2013
“SHIZUKA”??これって日本語??と思った方ビンゴです。こちらは、サイデラのオノセイゲン氏が出展しているブース。株式会社 静科というメーカの吸音、遮音材SHIZUKA Stillness Panelを紹介していました。
こちらのパネルは非常に特殊な構造をしています。吸音に優れた素材である”フェノールフォーム”、この素材、音響特性は素晴らしいのですが形状を保つことが難しいという特徴があります。しかしSHIZUKAでは独自のハニカム構造体に フェノールフォーム を充填してパネルの形状としてその課題をクリアしています。
さらに4種類の比重の素材を用いることで広い帯域に対して吸音効果と遮音効果を得ることができる様になっているとのこと。低域まで効果があるというだけあって比重も重く(1000 × 1000mm × 66mm 15kg/枚)となっています。一部分の吸音で残響の調整をしたり、全面を囲んでのデッドニングをしたり、幅広い用途を持っているということで
解説をしていただいたオノセイゲン氏。株式会社 静科のHPを見るとサイデラのスタジオで試している姿も確認できます。スタジオの音響調整に実際に活用されているとのことでした。
こちらのボードは、オノセイゲン氏が坂本龍一氏、高谷史郎 氏と制作したインスタレーション・アートの紹介。2012年10月27日~2013年2月3日まで、東京都現代美術館「アートと音楽 -新たな共感覚を求めて」(坂本龍一氏総合アドバイザー)で使われた際のもので写真は同展示会出展作品 《silence spins》 (作家:オノセイゲン+坂本龍一+高谷史郎)。
このSHIZUKA Panelで囲われた中にPianoがあり、パネルの遮音効果により、パネルの内側と外側で全く違った音空間が再現されているというもの。このパネルの効果の高さを伺うことが出来ますね!!
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