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NAB2006 ショートレポート

4/22〜27に、ラスベガスにて開催中のNAB2006を現地取材中のRock oNスタッフより、ショートレポートをお伝えいたします。



AVID / DIGIDESIGNブース

Pro Tools HD 7.2 Software発表
新しく登場したPro Tools HD 7.2 Softwareは、ポスト/ブロードキャストの祭典であるNABでの発表とあって、Avidとの連携やビデオ関連の強化に目が行きがちですが、オーディオ・プロフェッショナルにも見逃せない機能強化が行われています。
ガイドトラックを、フィールド・レコーダーからのマルチチャンネル・オーディオで置き換え可能な、統合マルチチャンネル・フィールド・オーディオ機能をはじめ、VCAスタイルでのグルーピング機能、ミックストラック内へ追加ファイルなしでのパンチ・レコーディングが可能になる、パワフルで効果的なミキシング/オートメーション機能など盛りだくさんな内容になっています。特にオートメーションデータのリアルタイム・アップデートは、かゆいところに手の届く機能で、歓迎される方も多いのではないでしょうか?さらに、SignalToolsマルチチャンネル・メーター/アナライザーが無償で付属する予定です。


能率化されるAvid-to Pro Toolsワークフロー 
HD化が進むポスト・プロダクションの世界では、Mojo/AVoptionのHD化が期待されていたようですが、今回のリリースでは見送られたようです。しかし、将来的に、Avidシステムのエクスポート機能強化によるワークフローと、独立したAvid/digidesignワークステーションによるHDレゾリューションへの対応がアナウンスされ、ますます強固で快適なワークフローが実現しそうです!Avidシーケンスのクリップ名/カットポイントの表示や、DNxHDファイルでのMA作業が実現すれば、品質とコストの両面で業界の標準として更なる飛躍を遂げるでしょう。今回のPro Tools HD 7.2でも、Pro Tools上でのビデオ編集や、複数のビデオクリップでの作業が可能になるなど強化が行われており、驚くことにMojo/AVoptionでのQuickTimeビデオの再生が可能になっています!さらに編集済みのビデオ/オーディオをQuickTimeへバウンスすることさえ出来、一部のビデオ編集者/MAエンジニアの方には多いに歓迎されるでしょう!


Surround Panner Option by JL Cooper Electronics
D-CommandとジャストフィットなJL Cooper Surround Panner Optionは、Pro Tools HD 7.2での新機能、パン・コントロール・グルーピング、プラグイン・パラメーター・リンクに対応するタッチセンス・サラウンド・パンナーです。D-Commandユーザーには待ち望んでいた製品と言えますが、まるで純正オプションのようなクールなデザインは、今すぐにでも予約を入れたくなるほどの出来映えです。

詳細はデジデザイン サイトで >>

TASCAMブース
AppleとAvidブースに隣接したTASCAMブースではFinal Cut Pro, Moton, Logic Proに対応したFW-1082とFW-1884を展示。

新しいFW-1082では、<The Triple Threat>と銘打ち3ジャンル(=Video, Audio, Motion Graphics)のソフトウェアのコントロールサーフェースとしと使用が可能になります。
また対応アプリを同時に立ち上げ、アプリの移動だけで常にFW-1082は使用可能となります。(もちろんPCの許容にも依りますが...) Video Editing部ではApple Final Cut Proに対応。In点Out点のジョグホイールでのスムーズな移動やファンクション・キーの使用による素早く簡単なエディット作業を実現。 Audio /MIDI部ではApple Logic ProそしてSoundtrack Proに対応。もちろん従来通りHUIエミュレーションも搭載されているので、PT等のアプリも使用も可能です。(あっ! PT製品のオーディオ部分はもちろん専用ハードが必要となります。) Motion Graphics部では、Apple Motionに対応。リアルタイムでのコントロールとカラーコレクト機能のコントロールが可能となっていました。 もちろんUniversal対応です。

TASCAM 関連サイト


GENELECブース

先般のMESSEで既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、GENELECのDSPモニタリング・システムModel8200及び7200各シリーズが紹介されていました。ちなみに米国自体では初御目見えで今月リリースとのこと。DSPモニタリング・システムではマイクと専用ソフトウェアがパケッージングされたGLM製品を購入(米国リテイル・プライス495ドル)&使用することにより、AutoCal(Automated dsp filter Calibration)と呼ばれる新機能を使用して、モニタリング環境を最適にすることが可能となります。残念ながらサウンド自体を聞くことはできなかったのですが、その金色のボディにはGENELECらしい重厚感が存在していました。
GENELEC 関連サイト



APPLEに関するビデオソリューション
、サードパーティー関連

Qlogicが、SANbox Express 1400 Fibre Channel Switchを発表。Plug and Play 対応でシンプルにインストールできる低価格ファイバーファブリックスイッチ。


Maroxが、HD VIDEO対応ポータブルaudio/video I/O MXOを発表。

Blackmagicdesignが, HDと SDを双方向で変換できるPCIe接続のインターフェース Multibridge Extreme、Multibridge Studioを発売。

Galleryが、Picture Ready!の現場での使用事例を紹介。

Apple Xserve, Xserve RAID, Xsan product lines用のバックアップソリューション、BakBone NetVault

AJAが発売する、Mac OSX対応 SD, HD, 2K、Dual Link HDキャプチャーカード KONAシリーズ

the Vicom platform。X-raidのアクセススピードアクセラレーションさせるプロダクト、FC SWとX-raidの間に独立して存在して動作。


Appleブース