ROCK ON COMPANY Presents AES REPORT 2000
 
DEGIDESIGN / Pro Tools ver5.1
やはり会場で一番の盛り上がりを見せたのは、Digidesignブースです。その中でも最新バージョンを用いて行われたのは5.1の最新機能を用いたサラウンドデモでした。昨年からサラウンドデモはさまざまなメーカーブースでも行われ、当然Pro Toolsもサラウンドデモを行っていましたが、今回はサードパーティーKinf of LoudsのSmart Pan Proを使わずDigidesign製品で行われました。

Pro Tools 5.1 Softwareのハイライトは以下のようなものが含まれます:

・Pro Tools|24 MIX 及び MIXplusシステム上での統合的サラウンド・ミキシング機能
・ステレオ/マルチチャンネル・トラック
・TDMシステム上でのホスト・ベース・プロセッシング-TDMとRTASプラグ・インを同時サポート
・プラグ・イン・ウインドウが同時複数表示可能

・MIDIイベント・リストを含むMIDI機能の追加
・テンポ検知とコンフォームの為の新しい "Beat Detective" 編集機能(TDMのみ)
・マルチプル・レベル・アンドゥ
・より柔軟になったI/O アサイン機能
・Pro Toolsシステム間のセッション交換機能を改良
・各設定やオートメーション情報を失わずにトラック、プラグ・イン、I/Oアサインを無効状態に設定可能
・9ピン・スレーブ・モード対応(TDM のみ)
・AVoption 及びAVoption|XL使用時の複数ビデオ・クリップ及びカット編集が可能
・サラウンド・メーター及びマネージメント・プラグ・インを期間限定バンドル

サラウンド機能は5.1はもちろん6.1,7.1等フレキシブルに対応しています。さらに今回はFree Pro Toolsも発表され無償ダウンロードで誰でもPro Tools softwareを使えるようになります。PowerBookユーザーもこの Free Pro Toolsはサウンドマネージャー対応なのでモバイルユーザーでもハードウェアの追加なしで録音編集が可能になります。制限は8オーディオトラック、サウンドマネージャーのみの対応(カード等使用の場合はサウンドマネージャー経由)。

Go To #1st. Day Report Index
#1st. Day Report
Pro Tools ver5.1