1st Day Report / TASCAM
最先端だけで無く、ユーザーに望まれる機能もしっかりと押さえた製品が多数登場。

HD-P2 TASCAMより、待望の高品質フィールドレコーディングを可能にするポータブルレコーダーが発表。 24bit/192kHzステレオ録音対応でコンパクトフラッシュタイプのメディアを採用。メディアも大容量で低価格の物が多いだけにコストパフォーマンスも良くなってます。フォーマット形式はBWFを採用しFireWire経由でPCへの高速転送が出来るため屋外で録音後、持ち帰ってすぐにMixに使用すると言う事も視野に入れられるでしょう。ディスプレイの視認性もよく、バックライトが非常に明るいため、フィールド・レコーディング用途にはもってこいの仕様です。Fostexより同様のコンセプトの商品が有りますが競争力ある価格設定となていて、1,400$での販売が予定されています。

http://www.tascam.com/Products/hdp2.html


DV-RA1000は、マスターディスクレコーダーとして多くのニーズを受ける、人気機種です。今回、同モデルユーザに対し、Minnetonka社製マスタリングソフトdiscwelderの無料提供が発表されました。

ここで、DA-RA1000の人気の秘密を・・・DATやCD-Rに次ぐマスターレコーダーとして、期待が一番高い同機は、24bit/192kHzPCMの他、DSDフォーマットの録音を可能にしています。記録媒体にはDVD+RWを使用するため、長時間での録音に対応し、24bit/192kHzで66分、DSDで107分の録音時間を確保。録音データは、本体USB端子とPCをつなぐ事によりデータの受け渡しが手軽に行え、SADiE Version5やPyramix,Sonic Studio DSD等の各種アプリケーションへのトランスポートも可能。さらに、最近のSONY VAIOシリーズにおいては、DSDフォーマットに対応したモデルが発売されていますが、それらとの連携も視野に入れ、更なるバージョンアップを検討しているそうです。SDIF-3/DSD-raw端子を持っているので、dCS社905や955等の高品位な外部のA/D,D/Aの使用も出来、現在考えられるマスターレコーダーとしての機能では最も有力な候補である事は間違いないでしょう。
http://www.teac.co.jp/tascam/products/dvra1000/index.html

CD Duplicators
国内販売が中止になって久しいCDデュプリケーターの高速モデルが登場。最大52倍速でのコピーを可能とし、1対1,1対3,1対7の3モデル。いずれも価格はお手頃。最上位モデルはHDを内蔵し、マスターDiscをイメージとして保存する事が出来る模様です。価格は399$,599$,1499$。日本での販売は未定。
GIGA Studio
今回は特に目立った動きはなく、新しいライブラリーを展示。ボストンに本拠地を置くSOINQ INPLANTS社によるComplete SYMPHONIC Collectionは圧巻。2,995$と言う価格も驚きですが、DVD20枚組 約78GBというのは驚きです。(日本での価格は¥420,000)しかし、ここで興味深い話も・・・各種プラットフォームへの対応も頑張っているとの事。今年の冬NAMMが熱いかもしれない!!
http://www.crypton.co.jp/jp/siss/sonicimplants_top.html