1st Day Report / Digidesign
ProTools 7はより音楽的に!! さらにミュージシャンに優しく

以前より発表が予告されていたPro Tools 7が、ついに明らかになりました! 今回のリリースは、Mac OS X 10.4、Windows XPで動作する全てのPro Toolsシステムでの同時リリースとなり、特にトラック制作を中心とした充実した内容となっています!

真に統合的なDAWシステムを目指して進化してきたPro Toolsでは、アップデート毎にMIDI機能の充実が行われてきましたが、今回も例外なく大幅な機能強化が計られています。従来からタイミング的にはサンプル・アキュレートが行われていたMIDI入力をインターフェイス上でも確認可能にするサンプルベースMIDIトラックをはじめ、リアルタイムMIDIプロセッシングの実現、グルーヴ・クォンタイズ 機能の強化など、Pro Toolsで音楽を「制作」する方にとってはより使いやすくなっており、新機能をアシストするようにMIDI操作ウィンドウのほぼすべてが改良されています。REX/ACIDファイルのサポートと合わせて、まさにワン・カンパニー/ワン・ソリューションに突き進んでいる印象です!

追加Plug-inとして全ProToolsユーザーにDynamics3がプラスされます。効率の良い単一インターフェース内にCompressor/LimiterとExpander/Gate,DeEsserを搭載したフル機能のPlug-InがDigiRackコレクションとして無償提供されます。

ミキシング機能に目を向けると、トラック毎最大10センドの実現(センド・アサインがドラッグ可能 )をはじめ、RTASプラグインのAUX/Masterフェーダー・アサイン可能など、最適化/強化が行われ、待ちに待った機能が搭載されたと言えるでしょう! 残念なのは、HTDMプラグインのサポートが完了してしまい、これからはRTASプラグインのサポートのみとなります。マルチプロセッサーコンピューターへのサポートを強化する事によりデュアルCPUマシンにおいては、RTASプラグインを最大2倍の数使用可能。CPUパワーを存分に使う事が出来るので、欠点を補っても余る程ではないでしょうか。その他、Pro Tools M-Poweredが、Black Box、Ozone、Mobile Pre USB、Fast Track USB、Transitに追加対応し、ますます様々なニーズを満たしています。

Pro Tools 7の気になるリリース時期は、2005年10月下旬が予定されており、11月下旬予定のアップグレードキット出荷タイミングまでは、ダウンロードが可能になる予定です。(2005年9月1日以降にシステム購入/ソフトウェア・アップグレードを行った無償アップグレード対象の方のみ) さらに、期間限定で魅力的なプラグインがバンドルされるUPGRADE Plusの発売も予定されており、期待できる大型アップグレードの登場と言えるでしょう! 上記内容のデモを届けてくれたデモンストレーターの方もパフォーマンスに熱が入り過ぎマシンがStopしてしまったのもご愛嬌でした!!

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