digidesignでは、先日発売されたHD AccelのPowerを紹介、
MusicとPost Pro向けに行われた数々のデモは必見でした。

HD Accelの登場により、サードパーティーも含んだPlug-insにさらなる大きなPowerが供給されます。会場でも、digi内に設置された各社のHD関連デモコーナーが大盛況。Accel対応も含め数々のPlug-insが発表されていました。
digi関連情報
ReVibeルーム・モデリング・リバーブTDMプラグイン
新しいHDAccelカード専用にDigidesignがデザインした新しいプラグインReVibeは、Pro Tools TDMユーザーへ、あらゆるリバーブレーションの作業を実行できるルーム・モデリング・リバーブ・ツールを提供します。96 kHzに対応するReVibeプラグインには8種の完全に新しいリバーブ・アルゴリズムが搭載され、100以上ものルーム・タイプ/アーリー・リフレクションの広範なコレクションが用意されています。革新的なルーム・モデリング・アルゴリズムにより、異なるルーム・リフレクションとカラレーションを組み合わ可能で、ユーザー・インターフェースに埋め込まれたプリセット・マネージャーにより簡単に扱えます。ReVibeプラグインにはDigidesginのReverb Oneに由来するインタラクティブなディスプレイが採用されているため、リバーブ・キャラクターの視覚化とエディットも非常に簡単です。
TrackPunch機能
Pro Tools softwareの次バージョンでの搭載が予定されているTrackPunch機能では、フィルム及びTV業界のプロフェッショナルへ大きなメリットが実現し、レコーディングのチェーン全体を通じたファイル及びシステムの互換性を維持するため、Pro Toolsをダビング・レコーディングのメイン機器として使用可能となります。フィルムのダビング・ステージ向けに用意される新しいメTrackPunchモモードは、再生時に全体的なコマンドでなくトラックのレコード・ボタンを使って個々のトラックのパンチ・イン/アウトを実現し、Pro Toolsレコーディングに新たな自由度をもたらします。入力のモニタリングも強化され、入力ソースとディスクからの再生をトラック毎に切り換え可能。辻褄の合わないタイム・コードのレコーディングにも対応可能となり、フィート+フレーム機能も強化されるため、フィルム・オーディオ・ポストのプロフェッショナル向けにタイムラインの自由度も向上します。その上、23.976 fpsのサポートにより、ポスト・カスタマーがHDビデオ・プロジェクトで作業する際にも大きな自由度が実現します。TrackPunch及びInput Monitoringは、Pro Tools|HDシステムのみでサポートされます。
数々の高品位な作品で名声を得ているGEORGE MASSENBURG自らが、GML TDM Plug-insをデモンストレーション。なかなかお目にかかれないシーンでした。ここ数年でProToolsがレコーディング分野で築きあげた偉業を感じさせるシーンでした。
ProToolsが本格的にAvidとの融合めざします。
AVoption|V10
AVoption|V10はAvidの新しいMedia Composer Adrenalineで作成されたファイルと完全互換を持つプロフェッショナルな10-bitビデオ・ペリフェラルで、最高の環境向けに最高の映像を実現します。AVoption|V10をPro Tools|HDシステムへ追加することで、Pro ToolsアプリケーションからAvidビデオをダイレクトにリアルタイム再生可能となります。AVoption|V10は現行及び過去のAvid製品で作成されたコンテンツを再生できます。ビデオ・レゾリューションとしてはAvidの全非圧縮SDビデオとJFIF、AVR、DVフォーマットをサポート。Avidシステムと同一のビデオ・ファイルで動作するため、AAFシーケンスをインポートするだけでPro Tools|HD / AVoption|V10システムへプロジェクトを簡単に持ち込むことが可能です。AVoption|V10にはコンポーネント、コンポジット、SDIを含む充実したビデオ入出力が搭載されており、オーディオ/ビデオの自動キャプチャー、コンフォーム、インポート、レンダリング、エクスポート、レイバックを行うカスタムAvidソフトウェアが同梱されます。

Avid MojoのPro Toolsサポート
DV Toolkitオプションを追加したPro Tools LEシステム及びPro Tools TDMシステムのユーザーは間もなく、新しいAvid MojoビデオI/OペリフェラルをMboxやDigi 002、Digi 002 Rack、Pro Tools|24 MIX、Pro Tools|HDシステムへ追加可能となります。Avid Mojoアクセラレーターはコスト・パフォーマンスに優れた統合Avidビデオ再生を実現し、1:1非圧縮601またはDV25を使用したAvid Xpress Proプロジェクト向けのオーディオ作業にPro Toolsが完璧な存在となります。15:1s、14:1p (24p)、35:1をはじめ、Media Composerシステムによる幾つかのJFIFレゾリューションも再生可能です。

DigiDelivery ミ ネットワーク・デジタル転送ソリューションを紹介。
DigiDeliveryは、インターネット経由でデジタル資産を転送する最も効率的で安全な方法を提供することによって、単一のJPEGから膨大なポスト・セッションまで、あらゆる種類のファイルを簡単に交換できるネットワーク装置です。どんなファイルを誰に送る場合にもemail同様に簡単で、ダウンロードもリンクをクリックするだけ。IPアドレスやユーザー名、パスワードを入力する必要もありません。独自のコミュニケーション・プロトコル及びオプションのロスレス圧縮により、転送時間は伝統的な方法の50%に短縮されます。接続が中断された場合も、Auto-Reconnect機能により、最初からでなく途中からデリバリーを再開可能。その上、各デジタル・パーセルには銀行や政府が使用するものと同じ強力な暗号化が施されているため、装置そのものが盗難された場合(!)ですら、顧客のデータの安全が保証されます。DigiDeliveryは面倒なアカウント管理やカスタマイズのコスト、サービス料金が必要無く、デリバリーのミスも無い上、顧客への請求も簡単です。
 DigiDeliveryは、Digidesignによるコラボレーション可能な完全統合ワークフロー・システムの最初のモジュールであり、2種類の堅牢なネットワーク装置: Digidesign Serv|LT及びServ|GTが中心となります。Digidesign Serv|LTは小規模から中規模のプロダクション・ファシリティやグラフィクス・ハウス、エージェンシー、それに独立系の契約者に適しています。Digidesign Serv|GTは、より高速なデータ・スループット及び大規模なストレージ容量を持ち、失敗の許されないメジャー・プロダクション・ファシリティや放送局に最適です。Serv|LTへプリインストールされた完全なDigiDeliveryの価格は約40万円、またDigiDelivery with Serv|GTは約135万円を予定しています。

メジャー・フィルム・プロダクションとのコラボレーションにおいても、最新リミックスの承認を行う場合にも、DigiDeliveryはあらゆる種類のファイルを転送するための最も簡単かつ安全で、しかも経済的な方法です。