2014年1月23日からカリフォルニア州アナハイムで開催されるNAMM Show 2014で、Dave Smith Instruments社の現行フラッグシップモデルのラックモジュール版『Prophet 12 Module』が公開されます。
Prophet 12はこれまでDave Smithが設計したシンセサイザーとは異なる新たな設計のもとに開発された12ボイス・ポリフォニック・シンセサイザーです。
オシレーターはDSPベースのデジタル・オシレーターが採用され、ボイスごとに5基のオシレーター(うち1基はサイン波のサブオシレーター)を搭載しています。
波形はクラシックなアナログ波形が4種類(ノコギリ波、矩形波、三角波、サイン波)、複雑な波形を持ったウェーブテーブルを12種類、ノイズ波形を3種類用意。異なるウェーブテーブルをクロスフェードさせて新たな波形を生み出すシェイプ・モジュレーション機能を使えば複雑な倍音を持つ波形を生成できます。全オシレーターで設定できるオシレーターシンク、FMとAMはモジュレーション・マトリクスを使用すれば柔軟にアルゴリズムを組む事も可能です。
キーボードが搭載されたモデルはすでに発売中で、Rock oNで展示フェアも開催しました。デジタルオシレーターということで気になるサウンドは予想以上の滑らかさと太さを醸し出しています。Prophet 5やMophoなどとは違うキャラクターですが意外や意外、Dave Smith instrumentsのサウンドそのものでファンの期待に見事に応えています。
制作シーンで使いやすいデスクトップモデルの登場を心待ちにしていましたが、それがいよいよ目前に迫っているということで、NAMM 2014への期待が高まります!