Bitwigが公式Facebookのタイムラインで、世界が待望する次世代DAWのBitwig Studioのリリース日と価格をNAMM2014で明らかにすると公表しました。
現在のBitwig Studioは、一部の限られた人の間でベータ版がテストされ続けている状態です。その成果が年明けにも登場するのでしょうか。来年のNAMM2014は例年以上に熱くなりそうです!
Bitwig Studio
Bitwig StudioはAbleton Live開発グループからスピンアウトしたメンバーが開発している事で以前からかなり話題になっていて、Studio OneやOhm Studio等と共に、次世代DAWの強力な新興勢力になりえる期待の存在です。今回公開されたβ版の機能を解説した動画がYouTubeで試聴できるのですが、元Ableton Liveのチームが関わっているだけあって、Bitwig StudioもLive同様にDJプレイと音楽制作の両面をシームレスに行き来できる設計となっています。
特に制作ツールの部分でこれは!と思った機能では、まず、オーディオトラックやインストゥルメントトラックの他に、ハイブリッドトラックというものがあり、オーディオやインストゥルメントを1つのトラックに混在させてその境目を意識せずに自由に扱えたり、複数のプロジェクトファイルを開いてファイル間でのクリップのコピペやドラッグ&ドロップが容易に行えたり、クリップ単位は勿論のこと、なんとインストゥルメントノート単位でもオートメーションを書き込める点などです!
ループシーケンスに対してミュートやパンニング、フィルターのスィープなどで時間的な表情変化を与える機会が多いクラブミュージック系の制作において、オーディオやインストゥルメントが混在した状態で、自在にクリップを組み合わせるスタイルで制作することができるBitwig Studioは、直感的なひらめきで生まれたインスピレーションを、操作や作業の煩雑さで失う隙もなくライブかつダイレクトに注ぎ込むことができるわけです!
新型のDAWということで、最初から64bit環境にも対応しているので、新しいマシンやOSでも安心して使う事が出来ます。対応OSはMacやWindows以外にも、Linuxもサポート。商業製品としてリリースされている音楽ソフトが少ないLinux環境において、本格的なDAWのリリースとなるので、同OSユーザーにも朗報ですね!