NAMM 2014 MANLEYブースからレポートします。MANLEY 25周年ということで新たに発売されたのが、この新製品であるCOREです。
このCOREはアナログのチャンネルストリップの構成となっており、左からInput、Comp、EQ、Limiterの順場に回路が組まれております。これらのセクションはそれぞれ、InputではではIRON、CompではVOXBOXにみられるELOP技術の回路を使用しており、Inputセクションに用意されたDirect inの回路はSLAMの回路と同じものを使っているとEvaAnnaさんもおっしゃっておりました。
まさにMANLEYのCOREが集結した商品といえるでしょう。EQセクションもパラメトリックEQですが、つまみは4つしかありません。それがかえって非常に親しみ易くオペレートのし易い構造になっています。インタビューでもEvaAnnaさんがおっしゃっておりますが、難しいオペレートは悪い音しか生み出しません。やはり、アメリカでも操作性とサウンドクオリティーの関係についての認識は同じようです。
また、リミッターも非常に反応速度が早く、brickwallリミッターなのでProToolsなどのレコーダーの前にインサートすることで、信号がクリップする事を防げます。最終段にVUメーターが搭載していることで、メータリングも完璧ですね。
ぜひスタジオの一番手の届きやすい位置、もしくはホームスタジオでしたらいっその事メインのアウトボードとして使用していただきたいMANLEYのCORE。その名の通り、音楽制作の核として使用してみてはいかがでしょうか?
余談ではありますが、最初に社名を伝えたとき、自分の英語がつたなかったためか「Look on?」と聞かれてしまい、名刺を見せて「We are Rock oN!」とハイテンションで伝えたところ、そのネーミングをたいへん気に入っていただけた様子で、そのハイテンションのままビデオ撮影に応じていただきました。