1月16日、Rolandは”AIRA”というページを公開しました。そこには黒と緑を基調とした背景に三角形のマークが。このページの中には「The evolution of the Roland TR-808 Rhythm Machine」という動画も用意されており、中身を見てみるとRolandの歴史的な銘器TR-808のことについて語られています。
TR-808といえば、Rolandが1980年に発表したリズムマシン。各ドラムパーツは幅広い音色作りが可能で、発売当初こそ動きは鈍かったようですがハウスやテクノを手がけるミュージシャンに再評価されることにより、その地位を築いていきました。
そんなTR-808を取り上げた”AIRA”とは一体…?
まずは動画を見ながら確認してみましょう。
動画はまず、Roland本社のRolandミュージアムにあるTR-808が、作業服を着たスタッフの方により持ち運ばれている場面から始まります。808は一体何処に向かうのでしょうか?
3台の808が鎮座し、サウンドがアナライザーにて解析されています。これはもしかして、実機から808のサウンドをモデリングしている作業の一環なのでしょうか?
今度は808が分解されています。当時の電子楽器の基板にはこんなに部品が使われていたのか…と感じますが、これは改めてパーツを確認しているのか…?
ここから展開が一気に変わります。スタッフの方がどこからか、見覚えのない機材を持ち込み、操作しています。この謎の製品には808のステップシーケンスを打ち込むボタンのようなもの、また複数のノブが用意されています。動画を何度見なおしてもスタッフの方がうまい具合に隠しており全貌は見えませんが、黒いパネルが緑色に光っているこの謎のデバイスは流れを見るからに、この機材はTR-808のリメイク品なのでしょうか…?
動画の中では、ただの伴奏楽器ではなく、リードシンセのように楽曲の中でメインに使われていったことから、今日の音楽に与えた影響は計り知れないとコメントされています。果たしてTR-808の系譜を受け継いだこの機材はどんな製品なのでしょうか?更なる発表が待たれますね。