NAMM2014で期待する事の1つ。数々のマニアックなシンセサイザーが登場するはずなので、楽しみにしている人も多いのでは。
音響機材の2013年のトピックとして、『日本でのVPR500モジュールの流行の兆し』が挙げられます。高品位なアウトボードをカジュアルに組み合わせて独自のアウトボードシステムを構築できる、品質と趣味性の高いこの規格のニュースはRock oNでも頻繁にお届けしていました。
さて、アウトボードがVPR500ならシンセサイザーはEURO RACK規格です。こちらもVPR500のように電源ラック(128.5mm=3Uラック分)を購入し、そこにお好みのモジュールを挿していくことで、オリジナルのシンセシステムを構築することができます。
元々はDoepfer社が90年代初頭から提唱してきたこの規格ですが、近年はヨーロッパから加熱しはじめ、新製品が続々と登場してきています。
そしてこの度ご紹介する新製品がintellijel design社の『Intellijel Atlantis』!先述の通り基本的にはモジュールを組み上げるのが楽しみの一つのEURO RACK規格ですが、このIntellijel Atlantisはなんとこれ一つがシンセサイザーとして機能するというもの。しかもデュアルOSCでSH-101をインスパイアしたとのことです。
もちろんこれとEURO RACK用の電源(+-12V)が必要となりますが、これを核にしてオリジナルのシンセサイザーを組んで行くというのも面白いかもしれませんね。NAMM2014のレポートを期待しましょう!
EURO RACK規格の生みの親
Intellijel Atlantis from Dylan Brown on Vimeo.